何十回と恋をして、プロボーズも少なからず戴きました。結婚は２年間しましたがもう一度には至らず、未だ私の隣に伴侶はいません。何故なんでしょう。
たぶん私のわがままが原因。言葉を紡ぐことを生業としてきたからか、相手の一言一句に敏感すぎたのだと思います。でもね、大好きな人がら本当に欲しい言葉は単純です。私なりに想うベスト３を挙げてみますね。
第３位 「ありがとう」
「おはよう」「こんにちは」など日常的に使う言葉として、一日に何回使っても損することはありません。スマホを見ている彼の横に、そっとお茶を差し出したときに「ありがとう」。曲がっているネクタイを直してあげたときに「ありがとう」。何はなくとも傍にいてくれることに「ありがとう」。親しき中にも礼儀ありで、人として使うのが当然の言葉だと思うのです。
第２位 「愛してるよ」
言わなくたって分かってるだろ？ 何十年も連れ添って今さら言えるか、恥ずかしい！
いろいろな理由をつけて、男性は口にしたがりませんが、幾つになろうとラブロマンスに憧れる女性にとって愛情確認は必須です。車の運転をしているとき、十字路で左右を確認するのと同じことで、二人の関係が前に進めるものかどうかを、女は常に確認したいのです。冗談口調だっていいから「愛してるよ」を挨拶代わりに言いましょう。
第１位 「きれいだよ」
女は何のためにメイクやおしゃれをすると思います？ マナーだから、女同士で張り合いたいから、いろいろ理由はありますが、男性に気に入られたいからは本音の理由です。メスがオスの気を引こうとするのは動物のセオリーですよね。彼女の顔にシワ・シミがあろうと、皮下脂肪たっぷりの洋ナシ型体形であろうと、嘘でもいいから「きれいだよ」と言ってあげてください。それを聞いたとたん、女はきれいになる努力を始めます。愛する人を振り向かせたい気持ちが勝れば、お金をかけたダイエットなどしなくても、顔と身体は心の向きに従うものです。
そして記念日にはオーソドックスにお花をプレゼント。高価じゃなくても、薔薇の花１本だっていいのです。君のことを想っているよという気持ちを言葉と形で伝えてあげてくださいね。ダメンズのワースト１はケチな男です。
