これ高かったのに~と大事に取ってあっても、歳を重ねるほど似合わなくなる服があります。着たとたんに一気に老け込んでしまう、このミッソーニのワンピース。渋い色をミックスした柄が、数年前まではエスニックな感じで似合っていたのに、今ではなんだか箪笥の奥から引っ張り出した年代物の古着みたいです。
柄物の服をピリッと引き締めようと、黒のジャケットを上に着るのは有りがちな方法。その平凡さが年齢を感じさせて、プラス5歳の重たい着こなしになってしまいます。ますます地味になって、田舎の洋品店で売れ残った服みたいです。
やっぱり諦めなきゃダメなのか。いえいえ、9回裏の逆転ヒットを打って見せましょう。高い服、ドレッシーな服というイメージを頭から断捨離して、カジュアル路線のコーデに切り替えるのです。
ファー付きのGジャンで顔の周りを華やかに。足元にはIラインシルエットのたっぷりしたロングブーツで、おばさんワンピースをサンドイッチします。冬になったらこの上に真っ白なダウンコートを着れば、まだ3年は着られそうな気がします。