年齢を自覚するようになってから、あまりゴテゴテとアクセサリーや色を多用しない、引き算のコーデを心がけています。たとえ80歳になっても理想的なのは、真っ白なシャツと程よく色落ちしたジーンズが似合うこと。でも鏡に映った姿はちょっと違って、影の薄い人に見えてしまうのが、中高年の悲しいところです。
そこで策を講じたのが下のコーデ。Theoryの白いシャツとCURRENT/ELLIOTT のボーイフレンドデニムを着ただけのシンプルさですが、地味になりすぎないよう、一か所だけ目立つものをプラスしています。それはパンプス。
REZOYの「ポインテッドトゥパンプス」シリーズの中でも、ド派手な素材。ネイビーのラメがキラキラ光るパンプスです。
このメーカーのメリットは、ヒールが高くても歩きやすいところ。しかも流行はちゃんと押さえてリーズナブルな価格帯です。私はZOZOTOWNのセール価格 4,212円で購入しました。平凡なシャツとジーンズのコーデであっても、足元の一点豪華主義がおしゃれ度を格上げしてくれます。
ネイビーのラメという特性を生かして、トップス&ボトムスを白で統一コーデしたところに履いてみましょう。
トップスはユニクロの「ドレープタンクブラウス」、パンツはBanana Republicの「Avery-Fit ホワイト サティーンパンツ」。ネックにはパンプスと色を合わせたコットンの柄物ストールを巻きました。
キラキラと大ぶりな光りものは、若い人なら耳でも首でも飾り放題でカワイイのですが、私の年代だと派手負けして、下品な老け方を醸し出します。だから顔から遠く離したパンプスで、「おしゃれには手抜きをしていません」の主張。派手なものは年に数回のパーティーウェアとしてでなく、とことん履きつぶす普段着として使うのが私の理想です。