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歳を隠すのをやめました

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似合わない色の衝動買い


明日はこれを着て行こうと準備していた服を、出かける直前になって取りやめにすることが度々あります。朝の自然光の中で鏡を見ると、色が自分に似合っていないのに気付くからです。

 

あと5分で何とかしなくちゃと慌てて着替えるのは、パーソナルカラーの白、黒、ブルーの服。たまには暖色を着て華やいだ雰囲気になりたいと思いながら、やっぱり自分の定番に戻ります。

 

先日、ずっと守ってきた定番の掟に反して、無駄な買い物をしました。白いTシャツで外出した際に上着が欲しくなって、駅ビルの知らない店でパーカーを衝動買いしてしまったのです。色違い3色の中から選んだのがサーモンピンク。地味な色合いのクローゼットが頭をよぎり、持ってない色を買おうと芽生えた冒険心が失敗でした。

 

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「これ着ていきます」と上に羽織り、地下鉄に乗って吊革につかまると、窓に地味なおばさんが映っています。着ているパーカーの色は派手なのに、部屋着でお使いに出た感じ。すっかり色負けした自分に気付いて、今後このサーモンピンクは顔の近くから離し、腰に巻くだけの差し色にすることに決めました。

 

私にとってパーカーの定番色は紺かグレーで、身体にフィットしたサイズが落ち着きます。ユニセックスな大き目のパーカーを着ると、子どもっぽく貧相に見えてしまうのです。彼氏に借りたふうのダブダブが似合うのは、20代前半までなんですね。

 

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衝動買いで、たった一度しか着ない服はもったいないけれど、自分への戒めとして、当分はクローゼットに下げておきます。秋物シーズンの買い物はもっと賢くできるようになるでしょう。