セクシーな大人の女になりたくて(昔のことです)、アニマル柄の服を買い求めていた時期がありました。新宿伊勢丹のドルチェ&ガッバーナに通い、ブラウスやパンツ、水着までヒョウ柄のコンプリート。しなやかな女豹を気取っていたのが、撮ってもらった写真を見ると、トウが立った「お水」の女が写っています。愕然としたその日を境にヒョウ柄は封印しました。
それでも白黒のゼブラ柄くらいならいいかなと、ネットで買ってみたブラウスがあるのですが、一度袖を通しただけで数年も放置してありました。
そのとき一緒に買ったプリーツ加工のセットアップがあるのですが、ますますダメですね。顔の近くにアニマル柄がくると、品がなくて老けた印象になるのです。しかもいくら肥っても大丈夫なプリーツ加工の服は、おばさん度が増すコスチューム。巣鴨のスナックのママみたいです(ごめんなさい)。
このゼブラ柄ブラウスも断捨離することに決めました。黒のセットアップに白黒のインナーを合わせる着こなしは、当たり前すぎて見栄えがしません。
インには華やかな色を。ボタニカル柄のプリントが可愛い、フワフワのバルーン・ブラウスに変えてみました。この方が3倍は若く見える気がします。
手持ちのアニマル柄は、ベルトとバッグ、靴だけを残すことにしました。顔から遠い位置で、ひそかなセクシーを楽しむつもりです。