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備前焼の茶器で心を通わすおもてなし


自宅にお客様を招いたときは、コーヒー、紅茶、日本茶、何をお出ししますか? 我が家は日本茶なのですが、一般的な急須と湯呑は使いません。テーブルにセッティングするのは、備前焼の茶器セット。西武百貨店の個展で購入した本山和泉先生の作品です。

 

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使い方。まずは左側の小さな急須にお茶葉を入れておきます。真ん中の器にお湯を入れ、ちょっと冷ましてから急須へ。ゆらゆらと揺らしながら頃合いを見て、また真ん中の器へお茶を注ぎ、出加減がOKだったら右側の湯呑へと注ぎます。

 

小さな湯呑なのですぐ飲んでしまい、いちいち注ぐのは面倒ではありますが、大切にお茶を入れるという行為こそが「おもてなし」。いい香り、いい色合いに出たかどうか、お客様とコミュニケーションしながら確かめるのも、静かで素敵な「間」となります。

 

こうしているうちに夕方になったら、そろそろ器を変えますか。とっくりと御猪口の登場です。下の写真以外にもお猪口はいろいろ。お好きなものを選んでいただいている間に、日本酒をお燗します。

 

 

 

 

自宅で一人ではお酒を飲まない私ですが、来客時は別。熱燗の美味しい季節になって、備前焼のゴツゴツした手触りとぬくもりは、人の気持ちまでまろやかにしてくれるようです。秋の味覚のキノコ料理が食べたくなりました。

 

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