服の色ならブルーが大好き。春夏はブルーの同系色アイテムを組み合わせて、グラデーションのおしゃれを楽しんでいます。でもさすがに秋冬だと寒々しくて、ベーシックカラーを変えるときが来たようです。
40代女性向けファッション誌、エクラ(eclat)の11月号の特集は「品格グレー」。大人を優しく美しく見せる定番色、「グレー」のコーディネートが載っています。
一口にグレーと言っても、素材や色合いは百通り。地味にならないよう、全身を同系色でコーディネートする着こなしを、手持ちの服で考えてみました。
とろみ感があるボウタイ襟のブラウスは、メーカーズシャツ鎌倉のシルバーグレー。ミドルグレーのウールパンツ、チャコールグレーのクルーネック・カーディガンはTheoryの定番です。
グレーの同系色コーディネートを成功させるコツは、立体感を生み出すこと。中から外に向かうほど色を濃くしていくと、絵画のような奥行きが出ます。なので肌に近いブラウスには、淡いシルバーグレーを持ってきました。
さらにジャケットを着るなら、もっと濃いめのグレー。もっさりしないように、ウエストに若干シェイプの入った、短め丈のものを合わせています。
最後の仕上げは、アウターに真っ黒を持ってくること。吟味に吟味して、一生ものと決めて買ったラルフ・ローレン BLACK LABELの大判ストールを羽織りました。薄手ですが、真冬でも暖かいウールです。
足元は黒のストッキングに黒の靴。わざと抜け感をなくすコーディネートも、グレーでは見栄えが良いと思います。