私はファッションについては素人ですが、おしゃれを極めたくてファッション・ライターの書いた記事にはよく目を通します。自分に似合ったもの、大切にしてきた手持ちの服に、適度にトレンドをプラスして着こなす方法を探すためです。
でも反論したい記事も沢山。その一つに、20代まではOKでもアラサーになったら手放すべきアイテムというのがありました。プチプラのバッグ、ミニスカート、プラスチックのアクセサリー等が挙げられていて、その理由としては女を格上げする年齢にふさわしくないというものでした。
アラサーになって足を出し過ぎるのはウケがよくない・・・って、じゃあ56歳の黒木瞳は当然ダメなの?
アクリルビーズやフェイクパールは歳をとると似合わなくなるので、ジュエリーを購入しよう・・・って、デビ婦人みたいになれってこと?
アラ還でビーズネックレスをコレクションしている私はどうしたらいいのでしょう。
あくまでも主観ですが、ミニスカートがNGなのは年齢ではなくて、脚のラインや着こなしの問題だと思いますし、アクセサリーは値段で選ぶものではなく、服を引き立てるために、色とデザインで選ぶものだと思っています。だからこそ88歳の現役モデル、ダフネ・セルフが存在するのじゃないでしょうか。
アラサーどころかアラ還の私が、ミニスカートを履いてみました。
Dolce & GabbanaのVネックに、Abercrombie & Fitchのロングベストを重ね着して、ロングマフラーもニット。ブーツも含め、すべて同系色のグラデーションでまとめれば大人っぽく仕上がります。
下のコーデは、同じVネックのセーターにアクリルビーズのネックレスをしてみました。カシミアのストールと若干ずらした色合いのピンクで、平凡なパールのネックレスをするよりもおしゃれに見えます。
まだ着られるは似合うとき。年齢を固定観念にして、似合う似合わないを決める必要はなく、自分の勘と経験を信じた方がきっと上手に着こなせます。