ネットのファッション情報を見ていて、私より年上のスタイリストさんの記事に目が留まりました。人気テレビドラマ「セカンドバージン」や「ファーストクラス」「突然ですが、明日結婚します」などを手掛けたカリスマ・ドラマスタイリスト 西ゆり子さんのスタイリング手法です。
奇をてらわない伝統的な「コンサバ」を基本として、どこかを現代的に崩す「エッジ」を効かせ、「華やかさ」で存在感を出す。まさにその通り!と思える理にかなったスタイリングです。
体形を美しく見せるには大きすぎる服は勧めない、ストレッチ素材も勧めないというのには納得がいきました。引用します。
大きすぎる服
「いくら体のラインを見せたくないからといって、大きすぎる洋服は、かえって太く見えます。体につかず離れずの服が体形を細く、きれいにみせますよ」
ストレッチ素材
「体にピタッとするストレッチ素材のボディコンシャスなものは、布地が伸びるので着ることができてしまうと思いますが、きれいには見えないので大人の女性にはすすめません」
ストレッチ素材については、ネットショッピングで実物を見なくたって、NGなものが分かるようになりました。Tシャツ選びのときに失敗を重ねてきた経験がモノを言っています。
たとえばGAPのTシャツを例にして比較します。ファイナルSALE中で、2点以上買うとさらに20%引きになるというので、今のうちにベーシックな春夏Tシャツを手に入れようと思ったのですが、安いからと言って簡単には手を出しません。
この「ソフトスパン キャップスリーブTシャツ」(3,400円 → 1,390円)は高見えしていいと思ったら、素材がNGでした。「ポリエステル48% , レーヨン48% , ポリウレタン 4% 」はかなりのストレッチ。ブラの脇にはみ出た肉が外に響くだけでなく、身体が分厚く見えるのです。よほど華奢な人じゃないと肉感がもろ出しになるでしょう。
似たようなデザインでOKなのは、「Vintage wash crewneck tee」(1,900円 → 590円)。素材は100%コットンなので、中で適度に身体が泳ぎます。
「Vintage wash V-neck tee」(1,900円 → 790円)。これもコットン100%なのでOKですが、小さいサイズを買わないとバストが見えちゃうかも。
GAPのお姉さんブランド、Banana Republicのセールもチェックしました。50%OFFになって、さすがにアイテムが少なくなっています。
これはダメでしょ、と思ったのが「モダール スクープネックTシャツ」(3,900円 → 900円)。「オリヴィア・パレルモのお気に入り」としてイチオシのアイテムらしいのですが、私は「モダール」と表示のあるものは避けます。
レーヨン(モダール)100% は肌に吸い付くような、とろんとした質感。見た感じはサラッとしていそうですが、肉感のエッチっぽさは半端ないと思います。買うなら大きめサイズ。でもオバサンが着ると、限りなくだらしない体形に見えるでしょう。
コットン100%のTシャツに、きちんとアイロンをかけて着るのが大人のおしゃれ。清潔感こそ若見えのコツだと思います。
下のTシャツはGUの「ウォッシュドクルーネックT」590円。気に入って着倒したので、また今年も再販してくれることを願っています。