春が近づくと、ダスティなカラーが着たくなります。クローゼットから引っ張り出したのは、GAPのリネンシャツとバナナリパブリック(Banana Republic)のコットンパンツ。若い頃からミリタリーカラーは大好きなのですが、歳を取って肌がくすんでくると、そのまま着たらひどく地味になります。
去年の5月はブラックやホワイトと合わせて、クールなコーデをしていました。
コートの下なら今の季節でも着られるように、去年とは違ったワンアイテムをプラスして、老け見えしないコーデを考えることにします。
カーキとグレーは相性がいいのですが、暗いグレーだと顔が沈んでしまいます。GUのライトグレーのベストを着て、買ったばかりの白いスニーカーを履きました。差し色にはターコイズのアクセサリー。ネックレスとピアスのブルーが加わるだけで華やかになります。
カーキって意外とどんな色とも合うのです。GUの赤いチュニックを着てみましょう。まだGUでは春用のノースリーブニットは出ていませんが、奇をてらわないトラッドなタイプを買っておくと、重ね着にはとても役立ちます。記憶では790円だったような。
ベストじゃなくて、普段は一枚で着ているカットソーやTシャツもカーキシャツとレイヤードできます。
麻のシャツはわざとクシャクシャにして、カットソーの裾から出します。
自分が好きな色のニットを腰に巻くと、こなれた感がもっとプラスされます。この上にダウンを着て出かければ、麻のシャツとコットンパンツでもおかしくありません。白のダウンだとカーキと相性がピッタリ。
こんなふうにして季節を問わずいろんな素材を着るので、私のクローゼットは衣替えのイベントがありません。よく着る物を手前に出しておくだけです。むやみやたらに断捨離するのを止めてから、手持ちのお洋服が意外な役立ち方をすることが分かるようになりました。