私の頭が古いのかもしれませんが、今年の流行で理解できないコーデがあります。それはジャケットの肩掛け。2月にWithonlineで「春の通勤服は【ジャケット肩がけ】すれば 格段にこなれ見え!」という記事を見たときから違和感を感じておりました。
そして5月のDomaniも「ロングワンピの日、はおりものどうしてる!?【アラフォー的今日のコーデ】」で、カラーワンピースにグレンチェックのジャケットを肩掛けしたモデルさんを掲載しています。寒いのでお父さんのジャケットを借りて羽織ったように見えるんですけど・・・。
「ジャケットを肩かけすれば、簡単にこなれ度アップ!」なんだそうです。なんだか夜の繁華街を肩で風切って歩いている筋モンか、旅に出たフーテンの寅さんみたいに思えてきました。
上の画像はまさにグレンチェックの肩掛け。今どきファッションに置きかえると、腹巻はビスチェってことになりますね(笑)
先週ですが、ジャケットを肩掛けして歩いている女子が本当にいるのか、渋谷のスクランブル交差点で見張っていました。3回ほど信号が青に変わるあいだに一人も見つけられなかったのは、たまたま運が悪かったのかもしれません。
メンズライクなグレンチェックのジャケットは、昭和っぽさが小っ恥ずかしくて、私は買うことができませんでした。それに関しては下の記事に理由を書いています。
それでも流行ってるんだから、ケチをつける前に試さなきゃ。ジャケットの肩掛けがどんな具合か、やったことがないので実際にコーデしてみましょう。
グレンチェックの手持ちはないので、ロングワンピースの上にセオリー(Theory)のメンズライクなチェックのジャケットを羽織ってみました。
インスタ的にはOKかもしれませんが、現実味があるかどうか。なで肩の私は歩いているうちにジャケットが落ちてしまいます。
まして丈の長いジャケットは、ロングワンピに袖を通して着ると、かなりダサいです。
私なら羽織るだけのジャケットよりは、ちゃんと着られるジャケットにしたいです。ロングワンピにはテーラードよりもノーカラージャケットが合うと思うので、バナナリパブリック(Banana Republic)のサマーツイードジャケットを着てみました。腰の位置が高くなり、足が長く見えませんか。
体形にもよりますが、大きめのジャケットを肩に羽織ると、後ろから見たら「奴だこ」に見える場合があります。外に出る前に、鏡に向かって後姿をチェックすることをおススメします。