今年の3月、神デニムという言葉を世に広めたGUから、5カ月後に第二弾が発売されました。「テーパードアンクルジーンズ」2,490円。薄いブルーと標準のブルー、ネイビーの3色が出ています。
商品説明は購入意欲をそそる内容でした。
絶妙なテーパードシルエットで仕上げた、はくだけでスタイルアップ効果が期待できるアンクル丈のジーンズです。軽くて柔らかなデニムを採用しているので抜群のはき心地。シーズン問わずお使いいただけるアイテムです。
第一弾の「ハイウエストストレートジーンズ」のシルエットは良かったのですが、どうしても気に入らない部分があったので、購入には至りませんでした。3月の記事に試着体験を載せています。
第二弾・神デニムのステッチが明るすぎる黄色から、オーソドックスなオレンジ系の黄色に変わったのを見て購入決定。生地は薄いブルーを選びました。鼠径部にわざとシワ寄せの色付けをしたものが、3色のうち最もわざとらしくないように見えたからです。
でも、気になったところが2つ。
- 「軽くて柔らかなデニムを採用している」というのがちょっと戸惑うところ。洗ったらすぐにヘタレないかと心配です。
- 外人のモデルさんが履いてくるぶし丈なので、日本人の(しかもオバサンの)私が履けば、裾が余るんじゃないでしょうか。
酷暑で外出したくなかった今回は、返品覚悟でネット購入。私は身長162㎝、ヒップ86cm、股下74cmで、Sサイズを選びました。しかもずっと愛用していたアバクロのクロップド・デニムとそっくりなカラー。ローライズすぎて流行から外れてしまったアバクロと同じ色が欲しかったので、GUに期待をかけました。
どれくらい差があるか、両方を並べてみましょう。左側がGU、右側がアバクロ。GUはハイウエストですが、アバクロは腰の下で履く形です。アバクロの流行は終わったかも?は別として、私の年齢でローライズは無理でしょう。断捨離します。
全体を比較しました。右側の履き古したほうはヨレヨレですが、それを別とすればローライズ以外の大差はなさそうです。そして何故か、ニャンコ(マンチカンの与六といいます)がGUを気に入って、身体をスリスリしています。匂いに惚れたらしい。
神デニムの第一弾と第二弾のステッチを拡大して比較します。第一弾は悪目立ちした黄色いステッチ。後発の「テーパードアンクルジーンズ」は黄味が消えて、ジーンズらしい赤っぽい茶色です。
神デニム第一弾「ハイウエストストレートジーンズ」
神デニム第二弾「テーパードアンクルジーンズ」
さあ、ここからが買うか返品かの分かれ目です。第二の神デニムについては、プチプラで超有名なブロガーさんもレビューされていますが、私の場合はあくまでもアラフォー以上の方々に向けてのレビューです。
身長162cmのたるみ&偏平ケツでどうなるか、コーデしたのが次の画像。トップスはGUの「2WAYストライプオーバーサイズシャツ」1,990円、ストライプのBULEです。私はデニムパンツにスニーカーは履かない主義なので、シューズはエナメルのミュールにしました。
前から見たところは可もなく不可もなく。丈はお直しせずともジャストで、適度なユーズド感が気に入りました。
レビューを見ると「柔らかすぎる」という声が上がっていますが、それほど貧相な素材じゃないような。何度も洗ってこなれ感を出さずとも、すぐに履けてサマになるのがGUの得意技でしょう。
後ろから見た感じ、横から見た感じもアップしますね。
デニムパンツの比較は前から見ると大差なくても、ダメな仕立ては後ろと横とでバレるのです。でもこのパンツは2,490円とは思えないほどヒップアップするし、お尻の下側にたるみができません。でも一つだけ残念なのは、一度履いただけで膝が出ちゃうことでしょうか。値段からしたら仕方ないかも・・ですね。
そして、大人の風格を見せつけたいオーバー40にとって、デニムパンツはエレガントに履けるかが大事なところでしょう。死語になりましたが、デザイナージーンズみたいにです。レースのブラウスとコーデして、マッチするかを見てみましょう。
ティティベイト(titivate )の「Vネックスカラレースブラウスプルオーバー」(2,990円 → 1,690円)、「フロントゴムウェッジソールサンダル」(1,389円)とコーデしました。ハットはヘレンカミンスキーのラフィアハットです。
我ながら、イイ感じだと思いました。裾は一つ折ってロールアップしたら、おしゃれなファーマーガールっぽくなって、もっとイケるかもしれません。
ちなみに下のデニムパンツは、今年の2月に大ブレイクしたMOUSSY(マウジー)の「MVS SKINNY」17,064円です。スキニーと言ってもテーパード気味なんですが、今回のGU「テーパードアンクルジーンズ」のほうが、私としてはシルエットが気に入りました。裾のすぼまり過ぎは、足首の色気がありませんからね。
更年期がくれば坂を下るように、「若くて、背が高くて、足が長くて、ボンキュッポン」の体形から遠ざかっていきます。それをカバーしてくれるデニムパンツは値段やブランド云々ではなく、履いてみて合うかどうか。一生付き合う伴侶を探すような難しさがあります。
たかだか2,490円のデニムであっても、10万円超えのデニムであっても、どちらが良いとは一概に言い難いのです。私は神デニム第一弾でサイズとシルエットの予測がついていたので、今回はネット購入で運よくマッチしましたが、ジーンズほど履いてみないと分からないアイテムはありません。
GUの返品期間は1か月もありますから、とにかくネットで取り寄せて履いてみる。ついでに他のアイテムも送料無料になるだけ注文しておく。
ダメだった分は直接ショップに持って行けば、返送料はかからずに元の代金が返ってくるので、損しないようなオーダーをして最新アイテムにチャレンジすることをおススメします。