毎日ブログにコーディネートを載せていると、「衣装持ちですね」と言われます。確かに持っているものは多いのですが、これまでに捨てたのはその倍以上。買ったけれど似合わずに捨てるという若き日の失敗を重ねながら、なんとかこの歳になって自分らしいスタイルに辿り着きました。
何を残して何を捨てるか、去年の秋には私のルールを載せた記事をアップしました。ルールは単純で、世の断捨離ブームとは違い、本能で「好き」か「嫌い」かで選んでいるだけ。値段もブランドも関係ありません。
近ごろもう一つ増えたマイルール。それは「パイピング」の装飾がある服は買わないことです。昭和生まれの方に多いのですが、お洋服を買うときにワンポイントがプラスされたものを欲しくなる傾向があるんですよね。それがオバ見え、ダサ見えにつながると思い、極力避けるようにしています。
例えばこのジャケット。マックスマーラでお値段もそれなりだったのに、一回も着ませんでした。理由はピンクのパイピング。
プレーンな黒のジャケットであればヘビロテしたでしょうに、このパイピングが加わったことでマダムっぽかったり、夜の仕事をしている女性に見えたりで、若々しさがないのです。
日本人ってなぜかツートンカラーが大好きで、年齢層が高いほどその傾向にあります。2色使いをしている40代向けブランドを着ると、自分の歳を公表しているようなものだと思いました。
なのでドゥクラッセ(DoCLASSE )の「マジカルサーモ・フードコート」も、左側のネイビーから右側のストーンに色を交換してもらったわけです。顛末はブログに載せましたが、読んで下さった方々には買うときの参考になったと喜んで頂けています。
秋の衣替えで衣装ケースから取り出したニットも、ワンポイントの入ったもの、ツートンカラーのものは潔く捨てました。去年も着なかったからクリーニングのタグ付きのまま仕舞ってあるわけで、要するに「嫌い」のジャンルに入るお洋服だったわけです。
ニットでも家で洗えるものが多いドゥクラッセ(DoCLASSE )には、似通ったアイテムが沢山あって、ワクワクしつつどれを選べばいいか迷います。
失敗しないよう、参考までに私が決めたルールをお見せしましょう。
「なめらかヤーン・配色アンサンブル」5,990円は、セーターとカーディガンが併せてこの価格なので、とってもお得。
でもブラックの場合、ベージュのパイピングが入っているのが余計かも。同系色コーデをしたいときに、パイピングがあるせいで、既に2色になってしまうんですよね。
これがなければ、他の差し色アイテムと組み合わせてバリエーションが効くのにと残念です。
なめらかヤーン・配色アンサンブル (ブラック)
もし私ならこちらのグレーを選びます。ブラックより曖昧なカラーになってしまいますが、真っ赤なビーズネックレスや、黒白の水玉スカーフなどをプラスすると、とたんに顔が生き生きします。
なめらかヤーン・配色アンサンブル (グレー)
同様に「ライン使い・ハイネックプルオーバー」4,990円 → 3,490円も、私だったら買わないかな。ゴルフウェアみたいな素材と形にパイピングまで入っていると、オバ見えが確定なので避けます。
選ぶならこちらのタイプ。「リブハイネック・ミラノリブセーター」4,990円。アイスグレーもありますが、こちらのダークグレーは細見えして、かつクラス感のあるカラーなので、パールのネックレスをプラスしてコーデするとステキです。
プチプラアイテムをクリーニングに出すのは本末転倒なので、家で洗濯できるのは必須。手洗い可となっているこのニットなら、私だったらネットに入れて洗濯機で洗ってしまいます。もちろん自己責任ですが、今まで失敗したことはなく、クリーニング代を「超」がつくほど節約しています。
ニットはシンプルイズベスト。そこに装飾が入るほど「また同じのを着ている」とバレてしまいます。しかもプチプラの場合、メーカーは装飾を入れるとその分クオリティを下げないと採算が取れないので、見た目が安っぽくなるのは当然です。
だからこそ、アクリル100%であったとしても、安見えしない無地を選ぶことをおススメします。