夏に最もよく着る服はTシャツなのに、自分の体形に合うものがなかなか見つかりません。特にネット購入だと、若いモデルさんのように着られるほうが奇跡。私が失敗を重ねて達した結論は、歳を取ったらジャストサイズで厚みのある生地のTシャツを着るべき。その理由をお見せしましょう。
下の2枚はバナナリパブリック(Banana Republic)で去年買ったUネックTシャツ。ポケットがついたデザインに惹かれたのですが、試着して終わってしまいました。
理由はモダール(レーヨン)100%の生地。シルクに似て吸湿性や放湿性にすぐれた生地なのに、身体にフィットしすぎるのです。
着てみました。ウエストのあたりを見ると分かるように、内側の凸凹が外に響くのです。かと言ってもうワンサイズ上げると肩が落ちて、だらしなく貧相になり、オバ見えが加速します。
横を向くとダメなところがもっと分かります。身体の線が出てしまい、二の腕なんてパツンパツンに見えます。
下のネイビーはカットソーブランドPAS DE LIONのMサイズですが、とろみ素材のせいで、フィット感が仇(あだ)になって肉感的になります。
素材はポリエステル62%、レーヨン33%、ポリウレタン5%で、綿は入っていません。
重力が身体に及ぼす影響で、40歳を過ぎたころから、たるみは隠しきれません。Tシャツやキャミソールなど、身体の線がバレてしまうアイテムは、年齢を重ねるほど素材と形を吟味するべきです。
身の程をわきまえて、私が去年から落ち着いたのはドゥクラッセTシャツ 。もっとも出番の多いカラー、ホワイトとネイビーは浅ジュエルネックと深ジュエルネックの5分袖を買いました。ホワイトは黄ばんだときのために、予備まで持っています。
深ジュエルネックのネイビーMサイズを着ました。たるみが外にバレず、さずが1枚で着られることを謳っているTシャツです。
現在MAX80%OFFセール中のドゥクラッセ(DoCLASSE )は大人の体型と悩みを知り尽くしたブランドだし、何回でも交換が無料なので、ネット購入でも安心です。
横から見ても、二の腕の逞しさが外に響きません。
モダール100%の生地と綿100%の生地を比較したら、透け感が全く違いました。
大人女子がTシャツを選ぶときの基準を3つ言います。セール品であっても妥協せず、箪笥の肥やしにならないものを選びましょう。
- 生地
薄い生地のほうが涼しいメリットがあっても、体のラインが出て透けるのはNG! 適度な厚みがあり、身体に付かず離れずの生地を選ぶ。 - サイズ
若いうちならワンサイズ大きいのが可愛くても、たるみが出てくる40歳以降は肩が落ちて貧相に見える。でもピチピチはもっとダメ! 大きすぎず小さすぎず、ジャストサイズを選ぶ。 - 袖丈
二の腕のいちばん太いところでカットされた袖丈はNG! 肘まで隠れるか、思い切ってノースリーブ(その場合は振袖肉を無くす努力が必須)を選ぶ。
ドゥクラッセTシャツ を含め、白いTシャツの選び方については、下記の記事をご覧くださいね。