上下デニムの着こなしをカナディアン・タキシードって言うんですね。ミラノ・ファッション・ウイークを取材したWWD JAPANの記事によると、デニム・オン・デニムのコーデがあちこちで見られたようです。
ダンガリーシャツやGジャンにジーンズのコーデは、私が高校生のころから大好きなスタイル。おしゃれが下手だった当時は田舎の女の子みたいでしたが、それから数十年が過ぎた今なら年季を入れて着こなせます。
今年の4月にLEVI'S(リーバイス)で購入した「デニムトラッカージャケット」は、色がライトインディゴ。素肌に1枚で着て、リーバイス701を履いたデニム・オン・デニムをしていました。ブルーノマリのミュールを履いて、大人の女コーデです。
LEVI'S®MADE&CRAFTED™ 701 セルビッジ MEDIUM STONEWASH
デニムジャケットはプチプラだと3,000円ぐらいで買えますが、ジーンズ同様に「育てて」着たいので、信頼できるブランドで買います。昔ながらのリーバイスのタグが付いているのを見ると、大切に着ようと思う愛着心が湧いてきます。
秋冬の今は、ドゥクラッセ(DoCLASSE )の「プリントシフォン・シャーリングブラウス」6,990円で甘辛ミックスに。ブラウスの柄から一色抜き出して、ピンクのパンプスを履きました。
カナディアン・タキシードという言葉を知って、ひらめいたのがクローゼットにずっと仕舞っておいたデニムのテーラードジャケット。アクアスキュータムで買って、30年も取ってあります。
捨てられなかった理由はデザインの良さとディディール。アクアスキュータムらしい色のチェックが裏に使われていて、チラリと見えたときにおしゃれなのです。
テーラードのデニムジャケットは昔の流行なのか、さすがに着ている人は見かけません。でもひょっとしたら盛り返すかもと、今っぽいコーデを考えました。
中に着たのは、ドゥクラッセ(DoCLASSE )のサマーセールで買った「ピュアコットン・ベーシックシャツ」のマゼンダ。青みがかったピンクはブルーデニムに似合うはずです。
やさぐれた雰囲気にならないよう、シャツのボタンは一番上まで留めて、裾はジーンズの上に出すカジュアルコーデにしました。ベルトをするとダサいので、ネイビーのカシミアニットを腰に巻いて、パンプスもネイビーのスエードを履きます。
30年前に買ったのも、この春に買ったのも、デニムジャケットは違和感なく通用することに驚きました。中に着るものをいろいろ工夫すれば、新鮮なコーデになりそうです。
追記:パーカをプラス
Twitterのリツイートで、パーカーとデニムジャケットの組み合わせというアイデアを頂きました。その手があった!とさっそくトライ。GUの定番「スウェットプルパーカ」のLサイズを中に入れました。裏起毛タイプで厚みがあるし、シルバーの金具がアクセサリー代わりになります。
上半身がたっぷりした分、ジーンズはLEVI'S「501 CROP」でタイトに。パンプスもパーカと同じグリーンにして、おしゃれしている意識を前に出しました。