デニムパンツ(ジーンズ)は若い人たちのイメージが強いのですが、体型に悩みが出てくる40歳からのジーンズって、どんなタイプが似合うんでしょうね。
ずっと気になっていたドゥクラッセ(DoCLASSE )の「甘撚りエアーデニム」を試してみました。欲しかったのは、21レビューもある「甘撚りエアーデニム・スマートワイド」。ところがいちばん小さいサイズでも、ウエストが余るという意見が書き込まれています。
2021年の新作「甘撚りクールデニム・テーパード」は、サイズが改善されていました。ブルーデニムだとプチプラがバレやすいので、ブラックの7号を入手。マニッシュな大人っぽさがステキです。
甘撚りクールデニム・テーパード 6,589円(税込)
実物を手に取ってアレッ?と思ったのは、薄くて軽いこと。通常のデニム生地は10オンス程度の厚みがあるのに比べ、「甘撚りクールデニム」は打ち込みを弱くすることで、7.5オンスというライトな質感を実現しています。
綿65%・ポリエステル34%の素材に、ポリウレタンのストレッチ性が加わって、楽ちんな履き心地なのです。
ファスナーやポケット、ステッチの入れ方は、ジーンズの仕様に乗っ取ったデザイン。
ウエストの後ろには黒い革パッチが付いて、小さくDoCLASSEの「D」マークが添えてあります。
まずは全体のシルエットを確認します。ウエスト、ヒップは若干ゆとりがあって、一般的なジーンズみたいなパツパツ感はありません。ドゥクラッセ独自の立体裁断が、大人の女性をキレイに見せる体型カバーをしてくれます。
ストレッチが効いていても、ボディラインが出ないのは良いですね。
生地が薄い分、裾の落ち加減が頼りないので、ロールアップして厚みを出す履き方がおすすめ。
後ろから見た感じ、横から見た感じもチェック。ヒップポケットがバランスのいい位置に付いていて、小尻&ヒップアップ効果があります。
ただしデニム専門ブランドのジーンズに比べると、生地が軽いせいか、高見えには期待できないような…。Tシャツとコーデすると普段着感が満載になるので、フェミニンなブラウスやニットとコーデしたほうがいいですね。
「甘撚り」の柔らかさを生かすには、足元もスニーカーじゃなくて、パンプスのほうがエレガントさが引き立ちます。
上の画像でモデルさんが着ているブラウスは、「カットジャカード・キーネックブラウス」。透け感のある繊細なネイビーとブラックデニムは、甘辛ミックスとして抜群の相性です。
私も手持ちのブラウスで、大人コーデをしてみました。ジョーゼット素材で落ち感のある、OandI【オーアンドアイ】の「ドットラインシャツ」をウエストイン。ネイビーの地にテラコッタの変形ドットが散らばったプリントブラウスです。
もう一つ、ブラックデニムが良く合うのは、シンプルな黒のリブタートルニット。地味になりすぎないよう、ゴールドとパールのピアスをして、ウエストにはレオパード柄のベルトをしました。ハラコ素材を使用した「UNBORN CALF BELT(アンボーン・カーフ・ベルト)」です。
ジーンズの裾はロールアップして少年っぽく。どこかにクロスオーバーな工夫を取り入れると、若々しさがプラスされますよ。