最も恐れていたことが起こり、愛猫の与六が深夜に世を去りました。呼んでも来るはずないのに、何度も「よっくん、おいで~!」と声を出してしまいます。
一昨年の9月に末期の腎不全と分かり、余命は早くて2~3日、持って2カ月の宣告を受けました。それから奇跡的にも1年5カ月を生きてくれたマイ・ダーリンです。
命の灯を少しでも長く延ばして欲しいと、わがままな飼い主が心血注いだ記録は下の記事に載せてあります。
最後の日は獣医さんが2回も往診に来てくださり、嘔吐止め、利尿剤、造血剤の注射をしましたが、残念ながら効果はありませんでした。抱っこすると息が上がるので、慌てて寝かします。
与六の行動はぐったりと平たく寝て、外を見ているだけ。ベランダに出たいと目でせがむので、窓を開けました。ヨタヨタ歩いてへたり込むと、春を感じる陽光を浴びています。いつもなら私の足に尻尾をスリスリするのに、ただベチャッと寝ることしかできませんが・・。
夕方からは猫ゴタツに身を隠して、シマシマの尻尾だけが布団の外でゆっくり動いています。掛け布団を跳ね上げてのぞき込むと、前足をピンと突っ張る痙攣を起こし、私を見つめながら涙ぐんでゼイゼイと息をしています。
その息がだんだんと弱くなっていき、尻尾の動きが止まりました。「与六、与六!」と呼んでも目を開けないのが最期。抱き上げるとガクンと頭が垂れて、それでもまだ温かかった、ツヤツヤフサフサの被毛だった・・。
ここから先を書くにも嗚咽が止まらず、涙で文字が滲みます。2月18日の午後2時に火葬にして空に送りましたので、続きはまた後日に書きます。今日はファッションや美容の記事を書けなくてごめんなさい。
不謹慎ではありますが、親との別れよりも辛かったです。12年を二人っきりで寄り添って生きてきたからかもしれませんね。獣医さんに報告すると、電話口の向こうですすり泣きが聞こえました。今は感謝しかありません。