キャッシュレス時代が進んだことで、変わったのはお財布のサイズです。現金決済の店には足が遠のき、支払いの大半はスマホのPayPayアプリを使うので、お金を触ることはありません。お札を入れる長財布も要らなくなりました。
エルメスのベアンに替えて、2年前から愛用しているのは、日本のファクトリーレザーブランド NAGATANI（ナガタニ） で入手したキップシュリンクレザーのミニ財布。下の記事に載せた「JULIETTE」はもう発売されていませんが、サイズダウンして良かったと心底思っています。
長財布を使っていた頃の私は、1万円札が5枚を切ると不安で仕方ありませんでした。それによって起きたことは「散財」。働いても働いてもお金が足りなかったのは当たり前。放出するしかないお財布でしたからね。
どの銀行でも現金を下ろせるようにキャッシュカードを何枚も詰めて、診察券、免許証、健康保険証、ポイントカード等々、ベアンは常に膨らんでパンパンでした。
お財布をサイズダウンした今は、カード類が激減しました。お札も半分に折らないと入らないので、必要最小限にしています。
裏側のアウトポケットには、週1で通っている整形外科の診察券とリハビリ予約券。すぐ取り出せるのが便利です。
中に入っているものを並べてみました。ミニマムなお財布にした今は、お札が出ていくと胸が痛む・・・（笑）。補充しなきゃと、引き出しに入れた銀行の現金封筒から1万円札を抜くのに勇気が要ります。
我ながら大正解だったと思うのは、クレジットカード、キャッシュカード（引き落とし口座用のもの）は1枚ずつしか入れていないこと。どちらも万が一のためで殆ど使いません。
ミニ財布のメリットは大きいですよ。とにかく無駄なお金が出て行かなくなりました。
- 出先で現金を引き出すにも他行では手数料がかかるので、やっぱりやめておこうと思う。しかも引き落とし用口座の残高を減らしたくないため、ATMには立ち寄らなくなった。
- 現金決済の食料品などは小銭で足りる範囲の店に行く。結果お札が残る。
- お釣りでもらった千円札は、20万円貯金箱へGO！
- ポイントカードは捨てて、スマホでポイ活できない店は必要最低限しか行かない。
ひとつだけ残念なのは、ミニ財布でもっと使い勝手の良いバージョンが出たこと。お札を折らずに入れられるタイプのほうがカッコいいですからね。
NAGATANI（ナガタニ） で注目しているのは、小さいのに充分な収納性とデザインが特徴の「BONHEUR」。限定色のGRIS COSMOSがスタイリッシュなのです。
BONHEUR 
36,300円（税込）GRIS COSMOS
使用している希少な革は、ハイブランド御用達のドイツ老舗タンナー「WEINHEIMER(ワインハイマー)」が手がけるキップシュリンクレザー。NAGATANIのためだけに特別に作られる最高級品「エスポワール」を使っています。
ミニウォレットなのに三つ折りで、お札は折らずに入るし、カードも小銭も入れやすいです。
もう一種類、可愛さに惹かれたのが「BONNY」のテラコッタです。エルメスオレンジに似て、高級感があるカラー。金具もいいですね。
収納力なら「BONHEUR」より上でしょう。コインが取り出しやすくて便利です。
お財布のカラーによって金運が左右されるなんて言いますが、全くの迷信だと思います。いつも身近にあるんですから、幸せな気分になれる好きな色を持つべき。
私が持っているブルーは「水のようにお金を流す」んだとか・・？ でも逆でしたよ。サイズが小さいので出ていくお札は無くなり、むしろ貯まるようになりました。特に千円札はどんどん20万円貯金箱へと移動させました。
歳を取るほど荷物が増え、バッグは大きくなっていきますが、お財布だけは小さくするつもり。金運などに期待せず、身体と頭を使えるうちは頑張って働きますよ。
