先日のニュース番組に「お財布の中身を見せてください」という特集がありました。お札とコインの総額は大半が2万円以下で、中にはポイ活用のレシートばかりという方も…。飲み会の幹事としてお札を用意している方以外は、キャッシュレス時代にシフトしたのを実感しました。コロナ禍を経て、一気に変わりましたね。
気になったのはレシートがほどんどなのに、長財布を使っている方。後で家計簿に付けるときに取り出しやすいようにしているのかも知れませんが、何だかお財布としての機能は遠のいたように思います。
私が今、家にキープしているお財布は3つです。10個ぐらい持っていたんですが、3個だけを残して、他は捨ててしまいました。
残した3つのお財布を、左端から説明しますね。高級な Hermes(エルメス)の長財布「ベアン」。皇室御用達のジャパンブランド NAGATANI(ナガタニ) のミニウォレット。アウトドアブランド mont-bell(モンベル)の布製ワレットです。
持ち歩きが楽で、機能性に優れているのを選べば、右端に置いたモンベルのワレットだと思います。ただし高級レストランでお会計をするには、取り出すのがちょっと恥ずかしいんですよね。
そして、日本の老舗ブランド NAGATANIで入手したミニウォレットは、エルメスが使用しているキップシュリンクレザーを用い、発色の良さでも群を抜いています。なのに愛用している「JULIETTE」はいつの間にかラインナップから外れてしまいました。
なぜひっそりと姿を消したか。私が思うにはファスナーで閉じる仕様に問題があったんじゃないでしょうか。お札は半分に折って入れるんですが、きちんと奥に差し込んでいないとファスナーが引っ掛かり、お札の端が切れちゃうんですよね。
この問題点さえ無ければ気に入っているんですが、やっぱりお札を傷つけないタイプが必要だと思いました。現在、目星をつけているのが2種類です。まだキャッスレスが通じない店の多い地域に住んでいるので、当分は現ナマを入れる小さめなお財布が必要。
まずはNAGATANIの Wallet(財布) カテゴリーで、エルメスオレンジにそっくりなミニ財布のBONHEURです。小さく見えるけれど、コインポケットは独立しているし、お札は折らなくて済み、カードポケットも付いている容量の多さです。
BONHEUR [ORANGE] 36,300円(税込)ORANGE
カラバリは私が大好きなライトグレーも含め、12色ほど揃っているのですが、限定色のオレンジは売り切れないうちに欲しいと思いました。
そして、芸能人御用達ブランドとして知られているミラノ発のファクトリー、ボナベンチュラ(BONAVENTURA )も気になります。レディース財布 のカテゴリーで真っ先に出てくる「スモール ウォレット シュリンクレザー」は季節限定カラーも含めると、カラバリが15色あります。
おしゃれだなと思ったのは、ニュアンスカラーが表裏になった「エトープ × イエロー」。こちらもエルメスと同様のシュリンクレザーです。
スモール ウォレット シュリンクレザー 36,300円(税込)エトープ × イエロー
どちらのブランドのミニ財布を選ぼうかと悩みぬいておりますが、そういえば・・と思い出したのはお財布に関するジンクスです。季節だとか風水だとか、貧乏になるカラーだとか、いろいろ面倒なんですよね。でも「色や形にとらわれる開運術は古い」という、令和ならではの心強い記事を見つけました。
「これさえ持てば安泰」という昔の開運術にとらわれて、大きくて重たい長財布にレシートばかり入れているのはどうなんでしょう? ポイ活で月に数百円の節約になるかもしれませんが、働かずして空いたスペースにお札が入ってくるとは思えません。一粒万倍日だって販促用語になりました。
キャッスレス時代を迎えて、目に見えないお金はどう出入りするのか、ジジババの価値観をリセットするタイミングが来たんだなと感じています。