嵐が去った翌日、我が家のリビングから見る青空と新緑が美しいです。ウグイスの鳴き声が聞こえて、ベランダには野鳥たちが遊びにきます。
窓からこの景色を見ながら食べたいものがあります。 新鮮食材が生産者から直接届く「産直アウル」 で注文した「根曲がり竹」という山菜です。
普通のタケノコとは違って、根曲がり竹(細竹)の親は、イネ科タケ亜科ササ属に分類される「チシマザサ」という大型のササ。天然物もありますが、農家さんでは田畑の休耕地で作っています。栽培物は5月上旬~6月上旬がピークだそうです。
今回は山形県寒河江市の nature green farm から届きました。
山菜 細竹(根曲がり竹)休耕地栽培 1kg 2,800円(税込・送料別)
賞味期限は発送日より5日間程度だとか。あく抜きは要らないのですが、早いうちに食べたほうが美味しいに決まっていますよね。
ダンボール箱を開けると、新聞紙で包まれた根曲がり竹の束が2つ。おまけとして鬼ぐるみも入っていました。
産直アウル では前回、愛媛県産のこんぴらタケノコを注文して以来、オーブントースターで焼きタケノコを作るのに夢中です。こんなにおいしい食べ方は他にないと思うほど、朝掘りタケノコに病みつきになりました。
シュッとして細い根曲がり竹を調理するのは初めてなので、ネットで下調べをしました。根元を少し切り落とし、先端を斜めにカットして、後で皮が剥きやすいように包丁で縦に切れ目を入れておきます。
アルミホイルを敷いたトレイに下ごしらえしたタケノコを並べて、1000Wのオーブントースターで15分焼きました。めちゃくちゃ熱いので、皮を簡単に剥けるように縦の切れ目を入れて正解でした。
貴重な食材ですから器もゴージャスに。備前焼の大皿に乗せてみました。
全部の皮をスルスルッと向くのはアッと言う間。若い緑の清々しい香りがしてきます。何をつけて食べるかですが、私は天然塩でさっぱりと頂くことにしました。
食べるときの音を表現するなら、ポリッ、シャキシャキ…。根元は堅いので捨てると書いてありましたが、歯ごたえも気に入って全部食べちゃいました。
焼いた5本を一気に食べたらお腹いっぱい! かなりの低カロリーなのに、実はたんぱく質が含まれているのがタケノコの特徴です。大根の2倍のカリウムも含まれているので、日本人は多く摂りすぎなナトリウムの排出を促してくれます。
山形県の農家さんの焼きタケノコは、網で焼いているので焦げ目がついて美味しそう! 次回は私もこの方法にしようと、明日の夕食が楽しみになりました。