今日はツイてないと思うとき、なんだか憂鬱な気分になるとき、私には逃げ込む場所があります。それは子どものころから大好きだったディズニーアニメの世界。「シンデレラ」と「白雪姫」の2枚組DVDはたった500円ですが、ハッピーエンドの物語が元気をくれる取っておきの宝物です。
ディズニーランドには孫を連れていくような年齢なので、さすがに一人では入れませんし、今さらシンデレラ症候群なんて言ったら殴られますね(笑)
それでも"Someday My Prince Will Come"(いつか王子様が)を歌う白雪姫への感情移入は人一倍です。なぜなら私には意地悪な継母がいましたし、ひとりっ子でひとりぼっち。大人になったらうんと遠くの場所に行って、愛する人と幸せに暮らしたいと願っていたからです。
ところが現実はままならず、王子様はマザコンで、結婚生活は数年で破たんという結末を迎えました。お城だったマンションは横須賀線の車窓から今も見ることはできますが、いつか取り壊されて、思い出の中にしか存在しなくなるんでしょう。
でも諦めないかぎり人生は To be Contenued だから、ハッピーエンドがおとずれる夢は断捨離していません。夢見る力こそがアンチエイジングの基本。皺くちゃのおばあちゃんになっても、ガラスの靴の片方は持ち続けていたいと思います。