一年を通して、カーディガンは手放せないアイテムです。でも着こなしが難しいと感じるのは、ワンピースの上に着るとき。例えばこのデニムワンピを例にとってみましょう。
Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)らしいデザインの、とてもタイトなワンピです。脇肉がはみ出るのが気になって、上に羽織るカーディガンは必須です。
まずは似合わない例。GUで色違いを大人買いしたUVカットカーディガンをコーデしてみましょう。ワンピースのデザイン性が死んでしまい、事務員のオバサンみたいになりました。カーディガンのサイズはSなのに、だぶついて太って見えます。
どこが問題か。いちばんダメなのはカーディガンの丈なのです。ワンピにコーデするなら、裾がウエストまでか、さもなきゃロングカーディガンでないと、あか抜けない人になってしまいます。
下のコーデは、Liu Jo(リュージョー)のコットンカシミヤのカーディガン。裾がカシュクールでウエスト丈なので、モッサリせずに、くびれができます。
冬なら厚手のニットでもおしゃれなのですが、夏場は繊細な生地のほうが、ワンピの上にはマッチします。次のコーデは、軽くて薄いポリアミドのカーディガンを着てみました。
PAORA FRANI(パオラフラーニ)で買って、10年以上は着ている黒のカーディガン。伸縮性があるので、いくらでも身体が収まります(笑)。ウエストの位置が分かるカーディガンを着ることが、ワンピースを現役に戻すコーデだと思っています。