ルールに厳しいミッションスクールで育った私は、品が良くて長持ちする服装を仕込まれました。ファッション誌のananで流行を追った時期もありますが、モード系なコムデやワイズは苦手。原宿系に至っては避けて通ります。
夏の人気アイテムであるボーダーシャツは、プチプラを止めて、スタンダードな定番に戻りました。「セントジェームス」の一番人気、ボートネックのウェッソンです。
名が知られたブランドであってもリーズナブル。従ってスタンダードなカラーはすぐ完売しちゃいます。私が着ているのはNOIR / ECRU、サイズはT2。肩が落ちて少し大きめですが、洗濯すると縮みが出てくるので、ワンサイズ上げて選んでいます。
きれいめコーデにするには、パンツにセンターラインが入ってシャリ感のある素材をセレクト。SOÉJU(ソージュ) の「ソフトオックスドロストパンツ」(ベージュ)を履きました。
ソフトオックスドロストパンツ 14,300 円(税込)
セントジェームスのボーダーは、洗いまくって生地にヘタりが出てきても、左腕に入っているロゴが上質さを証明してくれます。ヘビーなマリンスポーツのヨットマンは、潮を浴びてヨレヨレの服で操船していますが、長持ちするブランド物を着ていることが多いのです。
ボートネック × ボーター服は「バスクシャツ」と呼ばれ、フランス海軍から始まって、ピカソ、ヘミングウェイ、ジェラルド・マーフィー、シャルロット・ゲンズブールなどに愛された歴史があるのだそうです。「知れば納得!なボーダーの歴史」とという下の記事を読み、由緒正しきシャツなんだと分かりました。
失敗した服を公開した今回のハルメクWEBには、ボーダー服の比較も載せました。スタンダードなアイテムだからこそ、今度こそ!と買い漁って「銭失い」をした結果です。
実は私、ボーダーが他人とかぶるのがイヤで、わざわざオーバーサイズや変形タイプなど、それこそ原宿系もどきを着ていたんですよね。
下は4年前の画像ですが、部屋着のようなボーダーワンピースに行き着いていました。
このブログを始めたころは流行のプチプラに傾倒して、コーデで差別化を図る方法を模索していましたが、今はちょっと考えが変わりました。有名ブランドをコピーしたデザインをワンシーズン着るより、本物をとことん着倒すべき年齢になったのかなと・・。
例えばアウトドアブランドのヘリーハンセン。ヨットに乗っていると、同じ服が制服のようにバッティングするのは多々あることで、品が良くて長持ちする服を選んだ当然の結果なのです。
この考えをベースにして、今いちばんお気に入りのブランドはSOÉJU(ソージュ) です。下のバナー、1週間の着こなしを制服化という意味がよく分かりました。
色数を増やさず、上質素材でシンプルなデザインの服を数点持っていれば、「育ちの良い」コーデが何パターンも叶うのです。
セントジェームスのボーダーに、今度はソージュの「ソフトオックスセンタープレスストレートパンツ」(ネイビー)を履きました。少々ゆるめのトップスでもボディラインに沿う裁断なので、ウエストインが可能です。シューズはパンプスにして、街着としても使えます。
ソフトオックスセンタープレスストレートパンツ 16,280円(税込)
定番中の定番であるウェッソンのカラーはECRU / MARINE (生成り/濃紺)なのですが、売り切れが続いているので、NOIR / ECRU(ブラック/生成り)を着ています。同じ形で彼氏とかぶっても、お父さんとかぶっても、歴史のあるファッションアイコンは、夏の力強い味方になってくれると思いますよ。
価格:8,480円 |