この12月はパーティーへのお誘いが多く、何を着て行こうかとアイデアを練っています。1年前は肥っていてファスナーが閉まらなかったドレスが、今年はスルッと入るのが最高の喜びです。
勇気を出して着たいのが、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)のドレス。シャネルのミューズを8年間つとめ、元祖スーパーモデルと言われたイネスが立ち上げたブランドです。片側に深いスリットが入り、パンツを履くのもためらうほど、身体の線がもろに出るデザイン。15年ほど前に新宿伊勢丹で買いました。
このドレスを着こなすポイントは、ネックレスをしないこと。大きく開いた襟ぐりから見える肩がアクセサリーなのです。唯一、大きめの揺れるピアスを付けたいと、今あちこちのショップを探しています。
いかにシンプルに着こなすかがポイントなので、色目は赤いパンプスだけ。スリットから足が目立ち過ぎないよう、40デニールのタイツを履きました。
この上に着るものは、アシンメトリーな裾と喧嘩しないコート。ダナキャランの黒いコーディガンと大判の赤いストールで寒さ対策をします。
黒と赤の組み合わせは、冬のパーティーシーンに映えるので、私の得意技となりました。デコルテの手入れを頑張って、気持ちだけはイネスになって出かけることに致します。