更年期以降の女性にとって、女性ホルモン・エストロゲンの減少は大いに気になるところ。植物性エストロゲンであるイソフラボンを摂るためには、大豆から作られた食品が推奨されていますね。私も豆乳を毎日200ml飲んで、朝食に納豆トーストを作るといった努力をしています。
ところが、イソフラボンを摂って効果が現れる人は限られるのだとか。イソフラボンが体内でエストロゲンとして働くには、エクオールという物資に変換されなくてはなりません。しかし日本人の3人に1人は、腸内でエクオールを生成できないのだそうです。
私はどうなんだろうと、エクオールが作れているかどうか「ソイチェック」のキットを申し込みました。(株)ヘルスケアシステムズが行っているエクオール検査です。
郵送されてきた封筒を開けると、採尿容器と検査依頼書が入っています。さっそく返信用封筒に入れてポストに投函しました。
一週間ほどで測定結果が到着。さあどうかな? 入試結果を見る気分です。
封筒を開けてみて、ガ~ン( ̄▽ ̄;)!!
「あなたはエクオールをつくれていませんでした」。測定数値は0.8μMでレベル2になっています。
裏を見ると「あなたの腸内ではエクオール産生菌がとても少ないか、あまり活動していないようです」と、大豆を毎日食べるように推奨しています。0.25~0.9μMがレベル2の範囲。あと0.2μM高ければ、エクオールをつくれている人の仲間入りをできたのにと、負け惜しみを言いたくなります。
ちなみにエクオールのエストロゲンによく似た働きには以下の4つがあります。
- 更年期症状、障害をやわらげる
- メタボリックシンドロームの予防
- 肌への作用(加齢によるシワやたるみの改善)
- 骨粗しょう症の予防と改善
私の場合、更年期症状は出なかったし、メタボの心配もなく、骨密度の測定結果は正常範囲。となると残るは、3番目の「肌への作用」です。これもマイナス10歳を目指す食生活とミニマム美容法の成果が出て、今のところは大丈夫かな。
益財団法人長寿科学振興財団の情報サイト「健康長寿ネット」によると、閉経後に骨粗しょう症の進行を防ぐため、エストロゲンのホルモン製剤による治療も行われているんだそうです。
注意点が書かれていたので引用します。
ただしエストロゲンはホルモン製剤であるため、骨量を増加させる効果だけでなく、閉経後の女性の諸症状の軽減も期待できます。そして乳癌や心疾患などに対する注意を怠らず、低用量で使用することが望ましいと思われます。
やはりホルモン製剤を常用すれば、乳がんのリスクが伴うのですね。医薬品じゃなく、食べ物やサプリメントで補充したほうが安心でしょう。体内のエクオールを増やす対策を真剣に考えたいと思います。