4年前の秋、衣替えと同時にクローゼット半分の衣類を捨てたことがあります。ほとんどが肥ってサイズが合わなくなった服だったのですが、痩せた今になって、正直もったいないことをしたと後悔しています。
あの服を着ようかなと思い立ち、ああ捨てちゃったんだと気付くときのショック。似たアイテムが欲しくなり、ピエロ(Pierrot)でプチプラにしてはちょっと高めなワンピースを買いました。といっても3,990円の「フェイクスエードワンピース 」です。
以前持っていたのは本物のスエードでしたが、写真で見る限りこのワンピの質感がとてもいいので、フェイクスエードで良しとすることに。お色は着回しがききそうなブラックにしました。
この手の生地は伸縮性がないので、ダボッとしたデザインのほうが変なところにシワが寄らずに済みます。
そのままストンと着て、アクセサリーは一点豪華にホアキンベラオのペンダントだけ。ピエロのショートブーツとDRESS HERSELFのアンクルウォーマーは相性が良くて、カジュアルなワンピースとのコーデにはピッタリです。
スエードと相性のいいターコイズ入りのベルトをして、デニムジャケットを羽織ってみましょう。今度は足もとを青みがかったグレーのタイツに変えました。フェイクスエードに合わせたマットな生地。
黒のワンピには黒のタイツを履きがちですが、当たり前すぎて地味な人になるので、今年はニュアンスのある色合いのカラータイツを揃えようと思っています。
このワンピースはカーディガンを着ると袖が邪魔になるので、もっと寒くなったときの対策を考えなくては。これから役立つ便利なアイテムがあったのを思い出しました。
コートにはまだ早いけど、半袖じゃ寒いとき、便利なのはケープやポンチョです。あまり大げさじゃないウエスト丈ぐらいのを持っていると、ストールのように気軽に羽織れます。肥っても痩せても関係ない、長持ちするアイテムです。
これは着心地と品質の良さをコンセプトにしているSTEFANO MORTARI(ステファノ・モルタリ)のケープ。思わず触りたくなる「モコモコ」の生地が流行するこの秋のために、取っておいて良かったと思う昔の服です。
コーデするものによってはフェイクスエードのワンピも、本物のスエードに見えてくる。こうして何タイプかの着回し法を考えておき、クローゼットで近くに吊るしておくと、お出かけ前の服選びが楽になりますよ。