外出している際に、オールドイングランドのピーコートのボタンを落としてしまいました。ストックしていた替えボタンを探したところ、ずいぶん前に捨ててしまったコートの替えボタンを幾つも発見。昭和っぽいファッションが流行している今、「捨てなきゃよかった」と後悔する服たちを思い出しますが、後の祭りです。
オバチャンがレトロなコーデをすれば、昔の服を引っ張り出してるのがバレると言われても、本当にいい素材のものって、今買えば3倍ぐらいの値段がするんですよね。
下の画像は15年前に15万円で買ったマックスマーラのコート。どうしても捨てられなくてクローゼットに吊るしていましたが、コーデを工夫すれば今っぽく着られるかもしれません。
参考にしたのは日刊SPA!に出ていたメンズファッションの記事。『「去年のコート」をアップデートする方法。ユニクロがまるで別物に」を見て、15年前のコートをアップデートしてみました。
ジャージを用い、バランスを調整
カジュアルとは程遠いコートでも、中にスポーティーなジャージを着るとバランスが取れるそうです。昨年末にGUで買った「スウェットプルパーカ」を入れてみました。
今年の流行は上半身はボリューミー、下半身はタイトなので、ユニクロの「ハイライズシガレットジーンズ」をボトムスにセレクト。コートのマックスマーラ色を消しています。
ボディバッグで素材の印象を強調
メンズの着こなしではツイードのボディバッグを前に持ってきています。URBAN RESEARCH ROSSO MENのハリスツイードバッグはカッコいいのですが、大人女子には向いてないかも。
そこで代案。スタイルストア のヘルシーバックバッグ(HEALTHY BACK BAG)を身体の前に持ってきました。大人向けワンショルダーリュックなので、カジュアルになりすぎないところが気に入っています。
私はスーツに合わせるため「プラム」という地味な色を買いましたが、何色か織り込まれたツイードタイプなら、服を選ばず似合いそうです。
デニムで大胆にカジュアルダウン
古いコートをアップデートするのに、いちばん簡単なのはデニムとのコーデですが、どんなデニムにするかが難しいのです。ヴィンテージ感のある薄い色のデニムは、メンズか20代の女子までと思っています。
大人女子のデニムは濃い目にして、何かもうワンアイテム、ラグジュアリーなイメージのものを足したほうが貧相になりません。
下のコーデはカシミアの大判ストールをラフに巻きました。インには今年らしいボリューミーなニットを着て、デニムはほっそりしたタイプ。ユニクロの「ハイライズスリムフィット」を履きました。
15年前のコートはハンガーに吊るして単体で見れば、思い出が重なって、確かに古臭いです。でも今っぽいアイテムとコーデすれば上手くカムフラージュしてくれます。
ボタンが落ちないように一つ一つ補強し直しているピーコートだって、おばあちゃんになっても着るつもり。服の流行は繰り返し、形まで昔と同じものが繰り返しているのを知ったので、お気に入りは断捨離しないことに決めました。