服の整理をするとき、取っておくべきか捨てるべきか、私の場合いちばん悩むのはツインニットです。寒暖調節に便利だからと色違いで揃えたものでも、数回しか着ていないものが多々あります。
例えばGUのニット。UVカットクルーネックカーディガンが1,480円、半袖のクルーネックセーターが990円というリーズナブルさに、セット買いしたのが間違いでした。
問題はカーディンガンのネック。前を開けて着ると、襟がテロンと開いて、安っぽさが際立ってしまいます。
ボタンを留めると、ネックが下に着たクルーネックセーターと同じ開き方なので、アンサンブルで着ている意味がありません。かと言ってカーディガンをVネックにするとオバサンくさいし、難しいところです。
折衷案としてカーディガンを肩に巻くコーデをしていましたが、プロデューサー巻きは今年のトレンドじゃなく、肩掛けが流行しているんですよね。でもこんなに薄いカーディガンを肩掛けしたら、たちまち風で飛んでしまいます。
ツインニットを高見えさせるのは、素材や厚み、リブ編みの処理などがしっかりしたオーソドックスなものを組みあわせるのが条件だと思います。
おすすめしたい綿ニットは、シカゴで50年前に生まれた老舗ブランドの「ランズエンド(LAND'S END)」。スーピマという高級超長綿(繊維が細く長い上質コットン)を使用したニットは、表面は天竺編みで裏面はリブ編みの凝った仕様になっています。
こちらが「レディス・スーピマ・ファインゲージ・クルーネック・セーター」2,300円~4,500円。
こちらが「レディス・スーピマ・ファインゲージ・カーディガン」6,500円。
アンサンブルで着ると、ネックの重なりぐあいも絶妙です。
「こだわりの厳選素材を使い、仕立てはしっかり丈夫に、丁寧に」を目指しているランズエンドのコンセプトは、フレッシュなお洒落のエッセンスを取り入れながらも、大人がシックに着こなせて長く愛せる、格のある物づくり。広告業界のコピーライターであり、ヨットマンでもあった創業者が始めた、小さなヨット用品のショップが始まりなので、品が良くてヘビロテできる丈夫なアイテムが多いからです。
40代からの大人を対象にした服として、私はドゥクラッセ(DoCLASSE )をよく着ていますが、もっとオードドックスで何年も着られる服が欲しいときはランズエンド(LAND'S END )を利用します。
これから夏に向かうシーズンで、ランズエンドならではのおススメはリネンシャツ特集 。デザイン、色、柄など多種類のウォッシャブルリネン100%のアイテムが揃っています。
ランズエンドリネンシャツ特集
ブランド服は要らないけれど、プチプラよりもう少し上質なアイテムが欲しいときに、チェックして欲しいショップです。