和服が似合うと褒められる「なで肩」のデメリットは、洋服だと肩幅が狭く見えること。アームホールがきちきちの服が主流だった昭和時代には困り果てていました。
令和の今になるとルーズフィットが全盛。上半身が貧相にならないよう、肩と袖が一体型になった「なで肩」向きデザインの服が沢山あります。
MB/リネンジャージードルマンプルオーバー 10,800円(税込)
上の画像は体型カバーの服が得意な スタイルストア を通して、ブランド「MB」が8年間にわたり提供し続けているリネン100%のプルオーバーで全5色。材料代の高騰により、今年度限りで販売終了になります。
平らに置くと驚くのは、袖の向いている方向が逆なこと。「バンザイ袖」というデザインで、手をあげても脇が見えない仕様です。
おうちで洗えるので、2年間ヘビロテしましたが、平置きではヨレていても、着ると普通に戻るのは、さすが天然素材に特化したジャパンブランド!
今年のコーデは SOÉJU(ソージュ)の「センタープレスマリンパンツ」(ベージュ)を履いて、ワイド幅のボトムスでアップデートしました。なぜか他のワイドパンツよりも足長に見えて、すぐに在庫切れとなったパンツですが、6月には再入荷します。予約リクエストを入れておけば安心。
「バンザイ袖」の名称に合わせて、両腕を高くしてみました。お腹が見えることなく、きれいなシルエットで収まっています。これならキャミなしで着ても大丈夫です。
後ろのレングスが長くなっているので、ヒップの中間までをカバーしてくれます。
こんなリラクシーなトップスはデニムパンツにコーデしたくなりますよね。ドゥクラッセ(DoCLASSE )で直近に入手したデニムパンツ「甘撚りクールデニム・スマートワイド」にウエストインしました。最先端のライトブルー&ワイドパンツでありながら、40代からの体型を考慮した補正デザインになっています。
甘撚りクールデニム・スマートワイド 7,689円(税込)ライトインディゴ
今回の記事でお見せしたい「なで肩」向けトップスとしてもう一つ。SOÉJU(ソージュ)の「コットン混2WAYケープスタイルニット」は、カテゴリーはカーディガンでありながら、ケープみたいなプルオーバーとして着られるデザインです。
コットン混2WAYケープスタイルニット 12,100円(税込) KHAKI
バンザイ袖じゃないですが、平置きすると空に上げる「奴だこ」みたいです。普通なら躊躇するデザインなのに、試着したら絶対に欲しくなるのがスゴイところ。
プルオーバーとして着るには、ノーボタンの側を前にするのが好き。ポンチョみたいに見えるのがおしゃれなんです。私はカーキが似合わないブルベ肌ですが、ホワイトのTシャツをネックにのぞかせると、途端に似合うカラーになります。
メンズライクなコーデがしたいので、ボトムスはシュッとしたラインの「ソフトオックスセンタープレスストレートパンツ」を履きました。何の工夫も要らずに、足長シルエットが叶うパンツです。
ソフトオックスセンタープレスストレートパンツ 16,280円(税込)NAVY
ワンポイントのアクセサリーに使っているのは、大人のための本物素材アクセサリー|Ops.公式ストア から出ている地金シルバー925の大ぶりネックレス「ラウンドボールネックレス fafao」。清潔感のある長いシルバーのチェーンが効いて、地味なトップスをおしゃれに見せてくれるサポート役です。
Silver925 ラウンドボール ネックレス fafao -ファファオ- 7,200円(税込)
このカーキのトップスも両腕を上げたポーズを試しました。二の腕はむき出しにならず、中に着ている白Tシャツが見えて、レイヤードの効果がバッチリです。
普通なら前に持ってくるボタンの並んだ側を、後ろに回して着ています。しかもボタンは上のほうだけ留めて、中の白Tシャツが見えるように着るのがカワイイです。
変形トップスのメリットは「なで肩」対策以外に、ブラックを購入すれば、オケージョンウェアとして役立つこと。ワンピでもブラウスでもほとんどのウェアに羽織れます。
下のコーデみたいにブラックのプリーツスカートと合わせれば、どんなシーンにも使い回しができそうですね。
プリーツスカート85cm丈 17,600円(税込)BLACK
ちなみに「2WAYケープスタイルニット」は、春夏バージョンと秋冬バージョンがあります。私は秋冬にはブラックを持っていますが、一生使えるオールマイティーな羽織り物として、春夏のブラックも必要だなと思いました。
春夏バージョン
www.connoisseur12.com秋冬バージョン