梅雨明けが早かったこの夏は、熱帯夜の寝苦しさも例年以上です。とは言えエアコンを入れっぱなしだと身体に悪いし、切ると寝汗をかいて快眠できません。
美容面で困るのは、顔や首に赤みが出てかゆくなること。これは「あせも」とは違って、「汗荒れ」という接触性の皮膚炎なんだそうです。
汗荒れ対策におススメしたいのは、枕カバーの素材を綿から麻に変えること。私が使っているのは、天然繊維である麻素材を使った寝具屋さん「麻夢物語」から出ている「ぽこぽこ麻 枕カバー」(1,980円)です。
サイズは43×63cm用の一種類だけなんですが、通常サイズの枕ならピッタリ入ります。
若い頃は全く興味がなかった生地なのに、歳を重ねるほど麻の魅力に取りこまれ、サラサラとした清涼感が大好きになります。今月はじめにリネンシャツの着こなし術を書きましたが、肌触りだけでなく香りも気に入って、衣類から生活用品まで麻を揃えるようになりました。
天然素材の麻には3つの安心があります。
- 菌を寄せ付けにくく、雑菌の繁殖を抑制する抗菌性
- 発散性にも優れているため、汗などの水分を素早く吸い取り、ムレを防いで肌にやさしい環境を整える
- 自宅での洗濯が可能で、いつでも清潔に使用できる
中でも抗菌性に注目。汗荒れは雑菌が増殖して起きる症状なので、 湿度の高い日本の夏では美容と健康のためにも、肌に触れるものは麻素材が向いているんですね。
「麻夢物語」の枕カバーは、ポコポコとした凹凸のあるキルティングになっているのが特徴。適度な厚みと凹凸のおかげで通気性が高くなって、顔に汗をかかずにぐっすり眠れるんです。私は朝起きたらすぐ洗濯機に放り込んでガンガン洗い、太陽の下に干して、毎晩こざっぱりした感触を頬に当てながら眠りにつくようにしています。
枕以外にも、この夏は一枚欲しいと思っているのが「極薄 麻ケット」2,980円。薄くて軽くて、シャリシャリっとしていて、ソファーに掛けても肌が張り付くのを防いでくれます。
男女とも歳をとるほど必要なのは清潔感ですよね。かと言って、身体を石けんで洗い過ぎると逆効果。常在菌まで洗い落としてしまい、皮膚が乾燥してバリア機能が無くなるんだそうです。
そうなると外から雑菌が侵入して、肌荒れとニオイが増す原因になります。通気性と肌触りの良い素材、しかも速乾性がある素材で身体を守るのが、若々しさを保つのに大事なことだと思っています。
価格:1,980円 |