近ごろは白のスニーカーが気に入っている私ですが、マキシスカートやワンピースとコーデしても、デニムパンツには履きません。その理由は年齢バレバレの、レトロなカジュアルになってしまうから。
ティーンエイジだったらジーンズとスニーカーは可愛い組み合わせでも、40歳を超えると「これから運動ですか?」の雰囲気になっちゃうんです。
例えば下のコーデ。着ているのはピエロ(Pierrot) の定番アイテム「コットン100% 2ネックから選べる “ゆるらく”Tシャツ」と、MOUSSY(マウジー)のMVS SKINNYですが、スニーカーを履くとご近所ウェア。せっかくのマウジーが、ショッピングセンターのワゴンセールで買ったジーパンみたいになってしまいます。
スニーカーをやめて、ウェッジサンダルに替えてみます。ティティベイト(titivate )の「フロントゴムウェッジソールサンダル」(1,490円)を履き、Tシャツの裾は前をつまんで、デニムパンツに入れました。
ほんのわずかなアレンジですが、おしゃれに気を使っている人なんだなと思ってもらえます。
次はもっと進化させましょう。全身プチプラじゃなく、ブランドアイテムをプラスします。
GUCCIのトングサンダルを履き、同じくエナメルで統一させた細いベルトを巻きました。パールのネックレスは偽物ですが、靴とベルトが大人っぽさを格上げしてくれるので、フェイクには見えません。
ブルーデニムとモノトーンのTシャツをパリのマダム風に着るなら、差し色を効果的に使います。赤のパンプスとビーズネックレスを足すだけで、雰囲気が変わります。
カジュアルスタイルにはスニーカーやフラットシューズと決めている方もいらっしゃいますが、そんなルールはどこにもないのです。カジュアルだからこそ、脚を長く見せようとか、背を高く見せようと工夫して、ミスマッチと思えるものをあえて組み合わせると新鮮味が出ますよ。