コーデを決める時間がないとき、私はまずデニムパンツを履いて、お天気やTPOに合わせたトップスを選ぶことにしています。フォーマルな場でない限り、仕事の打ち合わせもデニムパンツで行くことが多いので、クオリティに信頼のおけるLEVI'S(リーバイス)を履きます。
どこでクオリティを確かめるかは、裾を折り返したら見えるセルビッジ。生地の両端がほつれないようにステッチを入れている部分です。
LEVI'S®MADE&CRAFTED™ 701 セルビッジ MEDIUM STONEWASH
昔の旧式織機を使って織られたデニム生地をセルビッジデニムと言い、普通のジーンズより2倍の生地を要するので、コストが嵩むのです。ヴィンテージスタイルのデニムでは、赤いステッチが入ったリーバイスの「赤耳」がダントツ有名ですが、私が履いているメイド&クラフテッド701は「インディゴ耳」の特別仕様です。
ジーンズの「耳」については記事にしてあります。
「LEVI'S MADE&CRAFTED」はリーバイスが2010年に開始したプレミアムライン。その中でも人気なのは2019年に登場した「MADE IN JAPAN™」で、日本が誇るデニム生地メーカー「カイハラデニム」の生地を使って、熟練の職人が仕立てています。ベルト部の内側に日の丸が入っているのが特徴。
Domani公式WEBサイト5月12日の記事には、このメイド&クラフテッドのMADE IN JAPAN™がアラサー、アラフィフに人気を得ていると載っていました。名品中の名品として大人たちに支持されているのだそうです。
メイド&クラフテッド MADE IN JAPAN™で注目すべき箇所は、ポケットの端に縫い付けられたLEVI'Sの「青タブ」。昔ながらのジーンズの良さを残して、ストレッチ性などの最新技術を織り込んだプレミアムデニムの証しなのです。
というわけで、コーデに悩むときはこのメイド&クラフテッドを履いておくと、トップス選びは楽です。ゴワッとしたデニム素材を引きたてるのに、簡単でおススメなのは黒のとろみシャツ。デザインと質感を間違えなければ、プチプラでも構いません。
下のコーデで着たのは、5年ぐらい前にGU(ジーユー)で買ったポリエステル100%のシャツ。ウエストインして、アクセサリーはデザイン性のあるシルバーをつけ、靴はブルーノマリのミュールを履きました。素足の甲を見せて抜け感を出すと、大人度がアップします。
おそらく2,000円以下だったと思うGUのとろみシャツですが、みんなに「どこの高級ブランド?」と聞かれるクオリティは、さすがにもう作っていないようです。丁寧なステッチで胸ポケットがついて、カフスは折り返しても着られるように、ボタン1つ留めで作られています。
もう一枚、真夏でも着られる黒シャツが欲しくて、デニムに合うタイプを探しました。ドゥクラッセ(DoCLASSE )の新作で見つけたのは「ドライタッチ・オーガンジーブラウス」。リネンに見えますが、 綿100%で手洗い可です。
ドライタッチ・オーガンジーブラウス 14,900円
スタンドカラーは今年の流行。ハリのある繊細な生地はクオリティが高いです。
色違いでモデルさんが着ているホワイトを見ると、だいたいの透けぐあいが分かります。中に黒のキャミソールを着て、シャツはボタンを2~3個だけ留めるのが良さそう。もしくは白い綿のキャミソールを入れて、素足に白スニーカーでも「抜け感、透け感」がきれいに作れますよ。