アイテム数が豊富なショップで服選びに迷ったとき、自分の傾向を振り返ることが大切。つい着てしまう服の理由を考えるのです。それは流行を問わず、ストレスなく着られて、何年でも愛用できるアイテムじゃないしょうか。
ドゥクラッセ(DoCLASSE )では新作がどんどん登場しますが、近ごろ傾向が変わったと思いました。在庫品のセールを頻繁に行う一方で、ラグジュアリーなアイテムを増やしてきたのです。
カシミヤ混ウールリバーコート 43,890円(税込)ダークピンク
たとえば上の画像、「カシミヤ混ウールリバーコート」。 THE CLASSE のアイテムは数が少なかったのに、この秋から急に上質素材を増やしてきたのが見て取れます。
そして私も変わったなと思うのは、デザイン以上に素材を重視するようになったこと。どんなに流行のスタイルだろうと、アクリルはイヤです。
冬に向けての衣替えをして、ずーっと愛用してきたニットはまさに素材の勝利でした。イタリアPINORI FILATI社のアルパカ混ニットは軽くてフワフワ。優しい着心地です。
手洗い可の表示で「たぶん大丈夫」と、私はネットに入れて洗濯機で洗っていました。
同じくドゥクラッセで「冬はこれ!」と決めているボトムスは、あったかパンツ の代表格「プレミアサーモ」。毎年少しずつデザインが変わりますが、シルエットは万能なストレートがお気に入りです。
アルパカ混ニットは3年間もヘビロテして、ちょっとヘタりが出ているので、カシミヤの柄物マフラーを差し色として使い、目くらまし作戦を取っています(笑)。
今期のドゥクラッセは アルパカニット特集 が組まれていますね。ボタンを付けたりチュニック丈だったりと、凝ったデザインがメインです。
コーデしにくい気がしますが、ドゥクラッセでは定番を作らないのかな。でも高級路線にシフトするなら、シンプルなものを出してほしいですね。
イタリアンアルパカ・ハイネックロングセーター 9,889円(税込)ライトブルー
天然素材のアルパカとは別に、最新テクノロジーが際立った「ゆるふわ」ニットにもお気に入りがあります。なんでこんなに軽いの?と感激するフラッフィー・シリーズ。
2019年に手に取ってから、アルパカに負けない着心地が気に入って、何度も洗濯しつつヘビロテしています。
毛玉ができやすい素材なので、付属のタグ「お取り扱いのご注意」に書かれた通りに、ローテーションを考えた着方をしていたら長持ちしました。ショルダーバッグが擦れてボソボソになる心配もあるので、お出かけ時には気をつけています。
ほわほわのフラッフィー素材で、私のベストワンは白いVネックセーターです。
ボトムスはこの冬の売れ筋、「裏起毛カットジョーゼット・テーパード68㎝」を履きました。ありがちな綿のドロストパンツに比べ、お出かけ着になる高見え素材です。
裏起毛カットジョーゼット・テーパード68㎝ 7,689円(税込)ライトキャメル
ドゥクラッセのボトムスはいつもSサイズを選んでいる私ですが、このボトムスはMサイズを選んだのがちょっと失敗。大きめなのでワンサイズ下げたほうが、ウエストとヒップが緩まずに履けると思います。
ホワイトのVネック・フラッフィーニット、新作はマイナーチェンジしていますね。袖口と裾にブラックのラインが入っています。他の色は単色。
ウール混フラッフィー・片畦Vネックセーター 6,589円(税込)ホワイト・パターン
衣替えが終了して、もうすぐ立冬。肩こりしないよう、あたたかくて軽くて、お手入れが楽なニットを残して、また一つ歳を取る12月を迎えます。