テーラードジャケットのインナーに着るものは何? 男性だったらワイシャツと答えるでしょうが、女性にはブラウス、カットソー、キャミソール等の選択肢があります。ボトムスとのバランスもあり、鏡の前で悩む方が多いんじゃないでしょうか。
昭和生まれの私は、テーラードジャケットはきっちりと着るもの、オフィシャルな場では襟付きのシャツを着るべしというルールが頭に染みついていました。でもどんな仕立てのいい白シャツでも、ウエストインして普通の着こなしをすると、オバサン丸出しになってしまうのです。
このジャケットはオールドイングランドの春夏用ですが、加齢とともにグレーの顔映りが地味に見えるようになって、コーデに悩んでいました。昨年の6月にも試行錯誤の記事を書いています。
柄物のスカーフをプラスする策だけでなく、今年はインナーを「ゆるずる」系に変えてみることを思いつきました。去年の11月末に買ったGUのスキッパーブラウスです。
オバサンっぽく見えないためには、これをどう着ればいいか。昭和の思い込みを捨てることにしました。20歳若返らせるコーデをします。
裾は前も後ろもべローンと出したまま。スリムに見えるよう上下を紺色にしているので、ジャケットとブラウスの間に、ジュンコシマダのペーズリー柄スカーフを入れました。シルクのスカーフのおかげで、GUのプチプラ素材をごまかすことができます。
横と後ろから見たらこんな感じ。ブラウスの裾が丸く後ろに垂れて、ヒップを隠してくれるので一石二鳥です。綿のワイシャツではないので、はみ出てもだらしなく見えません。
カチッとしたジャケットが羽織りものみたいにふんわりと、今っぽく蘇りました。この着方をするときは、手持ちのジャケットを試着室に持参して、後姿でブラウスとのマッチングをチェックして下さいね。裾の微妙なはみ出し加減がイケてる、イケてないの分かれ目です。