ついに関東も梅雨明けして、朝から太陽がギラギラしています。その一方でファッションの世界では、秋物が並びました。GUではGENTLE WOMANがキーワードになって、メンズライクなジャケットやワイドパンツを流行に乗せようとしています。
イチ押ししているのが、グレンチェックのダブルブレストジャケット。ダブダブっとしたジャケットを、フェミニンなアイテムとコーデするのが今年っぽいみたいです。
実はこれを店舗で見たとき、タイムスリップしたのかと目を疑いました。実は20年ほど前に流行して、サイズ大きめの似たようなジャケットをあれこれ持っていたんですよ。
当時の写真が見つかったので載せますね。昭和っぽいですが、平成6年の写真です。
宝塚の男役みたいにマスキュリンなスタイルをするのは、女性にとって永遠の憧れです。でも今の私には無理。メンズライクなコーデが格好よく見えるのは、お肌にたるみのない若い人たちで、中高年が着ると演歌の世界になります。
手持ちのアイテムで実験しました。なぜか断捨離せずに取ってあったアンクラインのスーツですが、ジャケットの丈は長くてパンツの裾は広め。GUが推奨しているようにストライプのシャツを中に着てみたところ、昭和の人になりました。
黒のパンツスーツでも私の年代が着るなら、ジャケットは短めで、もっと丸みを感じられるデザインにします。
これはフランスのファッションブランド、PAUL& JOEのサマースーツ。肩とヒップに丸みを持たせているので、黒でもメンズっぽくなりません。
中にはストライプのシャツではなく、水玉のとろみブラウス。ボウタイをネクタイ結びにしてマスキュリンの雰囲気を出しました。
ただし演歌の世界にならないよう、どこかにおしゃれっぽさが必要。靴は真っ赤なパンプス、ピアスも赤いスイングタイプにしました。全てをモノトーンにせず、差し色を加えるだけで女らしさがアップします。
いくら高見えしても、テーラードジャケットはプチプラじゃなく、素材とカッティングの良いものを買った方が後悔しません。遊びと本気をわきまえるのが、大人の上手な買い物かなと思っています。