この秋のGUは、「The Gentle Woman」とか「フェミニン×マスキュリン」といったキャッチコピーを打ち出しています。
イチ押しのアイテムを店頭で手に取ってみたのですが、左のタイプはリアル昭和を思い起こして私には着られません。
右のタイプ、コルセットベルトは無理として、グレンチェックのテーパードパンツを試着しました。長身のモデルさんとは違い、私が履くと短足に見えるので、購入に至りませんでした。
かわりに試してみたのは、ピエロ(Pierrot) の売上ランキングNo.1になっている「360°美脚見えストレートパンツ」1,980円です。8月17日現在でレビューが248件も付いている人気商品なんですね。
私はマスキュリンが頭にあったので、ストライプ×杢グレーを選びました。
届いたものは折ジワが付いていて、ボタンがないので履き口は結構キツめ。しっかりとしたウエストゴムになっています。
ゴムをグイっと広げてお尻を通し、履いてみたら意外や意外。想像以上にすっきりしたシルエットなので驚きました。テーパードパンツでありながら、GUほど裾がつぼまっていないので、「流行に乗りました!」的なイメージはありません。
折ジワがついたままですが、とりあえずコーデしてみます。去年買ったGUの黒いとろみブラウスを着て、マスキュランにしました。縦ストライプのパンツなので、新聞記者風にならないよう、袖まくりはしません。
女っぽさを出さないためにブラウスのボタンは一番上まで留めて、その代わりの抜け感は足元に。華奢なミュールを履いて、一か所だけフェミニンをプラスします。
これがもし、全部マスキュランにするとどうなるか、おじ靴を履いたコーデで試してみましょう。
色気もへったくれも無くなり、なんだか映画に出てくる宣教師みたいです。
もしも男っぽいシューズを履くなら、ブラウスのボタンはブラが見えるギリギリまで開けたほうが、おしゃれな抜け感ができるのです。
でもこれを女っぽいミュールでやると、一気にマスキュランは遠のきます。胸の開け方、ヒールの高さを調節して、フェミニン×マスキュリンって実に微妙ですね。
プチプラ道の勝敗としてはこのパンツ、レビューほどは好きになれませんでした。秋になったら上質なフラノのグレーのパンツで再チャレンジしたいと思っています。