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歳を隠すのをやめました

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究極の服に合わせて身体のサイズを守る


還暦を超えた女だって現役でいたい。「無理無理」と一笑に付されそうな夢を叶えてくれる人が現れました。マガジンハウスの雑誌クウネル(ku:nel)で奇跡の復活をとげた小林麻美さん。「伝説のおしゃれミューズ衝撃の登場」というコピーがぴったりで、62歳になってもそのエレガントさは、1980年代から少しも変っていません。

 

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連載第一回目のテーマとなったのは、イブ・サンローランのデザインした服たち。18歳のときに買ったサファリ・ジャケットをきっかけに、仕事で手にしたお金は、ほぼ全てをサンローランに注ぎ込んでいたのだそうです。

 

20年かけて買い集めたサンローランは200点近くに及び、ヴィンテージとなったコレクションの全てを2年前に「日本服飾文化振興財団」へ寄贈。若い世代のクリエーターたちに役立ててほしいという願いからでした。思い切って手放した一枚一枚には、手に入れた時の高揚感や、着て出かけた時の情景など、思い出のシーンが鮮やかに刻まれていたそうです。

たった一着だけ寄贈せずに残したのは、ご主人と初めて出会った時に着ていたピンクのトレンチコート。20歳で手に入れたお気に入りを、子育てを終えた60代になっても、昔と変わらぬプロポーションで着られるとは羨ましい限りです。

 

私にもそんなヴィンテージはあるかしら。ワードローブの中で絶対にこれ!と言えるのはDonna Karan(ダナキャラン)のロングスカートです。

 

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筒みたいなシンプルなシルエットで、着たときに前に垂れた布を挟む不思議なデザイン。作詞家になりたての20代、とある憧れの人とクリスマスディナーに行くために買った思い出の一枚です。想定した価格よりゼロが一桁多くて、クレジットカードにサインするときには「一生着てみせる」と心に誓いました。

 

 

 

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ウエストのくびれが必須のデザインは、ずん胴になったら意味がなく、ビップが垂れたら醜さを余計に目立たせる難しい服です。鏡の前でくるりと回ってみて、身体の線が崩れていると思ったら、痩せるまでは諦めてクローゼットに眠らせるしかありません。

 

ウェストが命だからこそ、Theory(セオリー)のクロッチ付きボディシャツで裾がはみ出ないように、きちん感を持たせる着こなしを。白と紺、そしてフェラガモの黒いパンプスのシンプルな3色で、どんなパーティーでも見劣りはしないと自負しています。

 

こんなふうに流行に左右されない上質な服を持つことは、小林麻美さんのように徹底した身体のサイズ管理に繋がります。ワンシーズンで断捨離するファストファッションなら何十着分に相当する値段かもしれませんが、長い目で見てどちらが賢い買い物かは一目瞭然ではないでしょうか。