ファッションのトレンド情報を見ていたら、「一気に老け込むNGオバファッション」という記事が目に留まりました。冒頭に挙げられているのが「デニムの色合いが季節に合っていない」。秋冬に薄い色のデニムを履いていると、オバサンくさいと思われるというのです。これには反論したくなりました。
秋冬に濃い色のデニムがマストなのは昭和の感覚。今は服の季節感ルールが和らぎ、暖房が効いた部屋なら夏物だってOKな時代です。周囲を気にして、その他大勢に紛れているほうがオバサンくさいかも。
老化している分、くすまずに爽やかでありたいと、私は寒い季節に薄い色のデニムやホワイトジーンズをよく履きます。冬らしい暖かアイテムを組み合わせると、反比例して一層おしゃれになるからです。夏にはできないコーディネートですよね。
下の画像はその一例。Theoryのローゲージカーディガンの下にはGUのシャツとユニクロのニット、肩にはマドモアゼルノンノンのエルボーパッチ付きセーターを巻きました。ニットは何枚でも重ねて着ちゃいます。
薄い色のクロップ丈ジーンズだからこそ、足元はモコモコのソックス。そして同じ色合いを配した手袋で、メリハリのきいた冬らしさを出します。
実験として、このコーデを濃い色のデニムでやってみたのが次の画像です。暗いイメージで、ますます若さが減りました(:_;)
冬になると黒や紺、グレーといった地味な色の服を着ている人が目立ちます。心理学の専門家によると、基本的に人間は冬になると気分が落ち込んでしまう「うつ」状態になりやすいんだとか。倦怠感、無気力感といった症状が出なくても、自分だけ明るい色を着るのに抵抗があるのはその一例だそうです。
目立って上等! フェイクファーを脱いだら、白いモヘアのノースリーブニットから見えるスベスベの腕なんて、憧れて止みません。このブログのタイトルは「歳を隠すのはやめました」ですが、身体のラインを隠すのもやめて、パリのマダムみたいに自由な着こなしをしたいと思っています。