去年までは似合っていたadd(エーディーディー)のダウンジャケット。年齢と色がマッチしなくなったのでしょうか、今年着ると顔が寂しく見えるようになりました。
極寒地で生まれたaddは、100%ヨーロッパ産ダウンを使ったミラノのブランド。ウォータープルーフ加工もされているので、捨てるには忍びないのです。
こんなときにはマンセル色相環という色の輪から、適した配色を探します。色の明度や彩度によってそれぞれの色は微妙に違ってきますが、基本は下の画像です。
私のダウンジャケットは砂色で、5Yと10Yの間ぐらい。近くにある同系色は一般的に似合う色ですが、パッと引き立つような派手さがありません。そこで180度反対にある補色を使って、若々しさをプラスします。
下の画像は、5Bに近い色を中に着てみました。顔色が明るくなります。
でもこれだけじゃ、まだ物足りない。そこでもう一種類、緩衝色を間に挟むのです。緩衝色とは白、黒、グレーのモノトーンで、何にでも合う色です。
砂色のダウンジャケットとブルーのセーターとの間に、白のパーカーを入れてみました。反対色のぶつかり合いが和らいで、おしゃれ度が増します。
今年の冬はあまりにも寒いので、たとえ色が似合ってなくても、機能的なダウンは捨てたくありません。手持ちの服を上手に組み合わせて、脱・断捨離。質とデザインの良い物は長く着たいと思います。