私のワードローブで時間とお金がかかっているのは、エルメスのバッグです。バーキン、ケリー、トリム、ピコタン等、半生かけて買い揃えたのですが、ここ数年どうしても使う気にならないものがあります。ショルダーバッグのエブリンです。
もっさりと大きいので、よほど背が高くない限りは、これ見よがしな存在感。しかも撫で肩の私は、片方の肩にかけるとすぐに落ちます。かと言って斜め掛けにすると、戦時中に兵隊さんが使っていた図嚢(ずのう)に思えてくるのです。
そもそもバッグの斜め掛けが好きじゃない。詳しくは去年アップした記事「ショルダーバッグの斜め掛けはNG」に載せました。ストラップが太いほどダサさが強調されるのは、幼稚園児みたいになるせいでしょうね。
いちばん避けたいのは、ストラップが胸の谷間を通って、バストがアピールされてしまう状態です。これは恥ずかしすぎるので、私はエブリンの斜め掛けを封印して、下の画像のようにストラップが胸の上にくるリュックに変えました。機能性に優れたタウン仕様のワンショルダー・リュックです。
いくら高価なエルメスでもダメなものはダメ。保存袋で管理して、胸がしぼんだお婆さんになった頃に再び使い始めることでしょう。