幅広いコーデを考えると、バッグはつい地味な色を買いがちです。黒やベージュ、茶色は着るものを選びませんが、冬こそビビッドなカラーで冒険すべきだと思うのです。高いバッグじゃなくていいので、普段使いできて、荷物がいっぱい入るもの。
これはキャンパーから出ているニットのバッグで、パッと目をひく赤と、編み込まれたフルーツ柄が気に入っています。
ひょいと肩に掛けると、着ている服が地味であっても、バッグが若々しさをプッシュしてくれるのです。
ユニクロの「ハイライズシガレットジーンズ」、「フランネルシャツ」とコーデしました。
モノクロに赤のバッグを持ってくると、それだけで満足してしまいそうですが、もう一色プラスします。12色相環でいちばん遠い色、対面にある補色を持ってくると、おしゃれの上級者っぽくキマります。
赤の対面は青。水色のセーターを肩から掛けました。
補色を使ったコーデをもうひとつ。シャツやマフラーを総動員します。
着ているのはグレーのカシミアニットですが、いくら物が良くても、歳をとると顔映りの地味さは否めません。
夏に着ていた薄手のチェック柄シャツを中に入れて、襟、裾、袖に水色をのぞかせます。このままでもいいのですが、パタゴニアのマフラーを足しました。シャツとは違うブルーのグラデーションを持ってくると、コーデがアップグレードするからです。
夏物だからと片付けないで、差し色に使えるトップスは出しておき、コーデが寂しいと思ったときに活用すると、一年じゅう使えますよ。