理想と現実とがすれ違う服ってありませんか?
私はダイアン・フォン・ファステンバーグのセクシーなラップドレスに憧れてきたのですが、購入する寸前で何度もあきらめました。理由はカシュクールになった胸の開き方。バストが小さい場合、ダボダボと布がたるんでブラが見えてしまうのです。
しかも私は歩き方が雑なので、着物みたいなラップドレスは合わせがズレてきて、足が太ももから露出してしまいます。
そんな悩み多き女性の体形を考慮して作られたブランド、「Little France」のハンドメイド・ワンピースを今日もご紹介します。まだショップ展開前のプレお披露目ですが、下の画像はラップドレスのダメな点を改良した大人可愛いワンピです。
上半身はダナ・キャランっぽいシンプルな黒のカシュクール。伸縮性のある上質なポリエステルを使用して、しかも合わせ部分に隠しスナップを仕込んであるので、胸の開きがズレることはありません。
ウエストから下はフレアスカートに切り替えて、ダイアンみたいなプリントが目をひきます。袖口に同じ布を縫い付けて、手の込んだ高級感を出しました。
ざっくりとしたローゲージカーディガンを着て、カジュアルダウンすると雰囲気が変わります。
スカートの部分のプリントを変えたバージョンが次の画像。花柄を持ってきました。
色合いが地味かなと思ったら、こちらのほうがキュートに見えます。歩くと裾が揺れて、プリントのお花たちも一緒に揺れるのがステキです。
上半身がタイトなので、トップスに着るものによってアレンジは自由自在です。青紫のドルマンスリーブニットを重ねてみました。あえてベルトはせずに、カーディガンとスカートの裾の揺れを2倍楽しむコーデです。
ガラッとイメージを変えるには、デニムジャケット。顔回りを明るくするために白のニットを肩にかけました。私にはちょっと若すぎるコーデですが、アラフォーぐらいまでなら快活なイメージになります。
ここ数年(今年は特に)プリントのワンピースが売っていなくて、いいかげん無地のアイテムを組み合わせるのに飽きてきました。次の春は柄物がブレイクする予感。こうしてスカート部分だけがプリントになっているものなら、久しぶりのワンピースでも違和感なく着られます。
上質なポリエステルなのに洗濯機で何十回も洗えて、シワにならず、アイロンがけが要らないプリント・ワンピースなんて、たぶん他には売っていないでしょう。明日のブログでも、一枚は持っていたいプリントをご紹介したいと思います。
「Little France」については昨日の記事をご覧ください。