日本がバブル景気に沸いていた80年代後半、大きな肩パッド入りの服が流行していました。昔の写真を引っ張り出しますが、行きつけのショップで撮った30歳そこそこの私です。当時の仕事着には、もっと肩幅の広いダブルジャケットを愛用していたものです。
身体の半分を覆うダブルジャケットは、遠い過去のものと思っていたら、なんとSOÉJU(ソージュ) から2022年秋冬の新作として、「ウールライクダブルジャケット」が登場したのです。過去の自分が頭をもたげて「欲しい!」と熱望しました。
ウールライクダブルジャケット 27,500円(税込)GRAY
最初は上品なグレーに惹かれたのですが、シニアの私が着ればババくさいかも?と思い、くっきりとしたネイビーに注目。手持ちの「ウールライクシリーズ 」が活用できそうです。
実は1か月以上も前から気になっていたジャケットなのに、迷いに迷ったのは昭和生まれの私が着ると、昔の服をまだ愛用してるの?と思われたくないからでした。
でも商品ストーリーをチェックすると、裏地は付いていないし、肩パッドは入っていないし、バブル期のダブルジャケットとは似て非なるものなんですよね。
身長161㎝の私と近い方のレビューを見て、Sサイズを取り寄せました。肩幅36㎝はブラウス並み?と思っても、広すぎると肩を怒らして歩く任侠映画になりますからね。
天然素材は使用していないのに、なめらかで上質な感触が癖になる素材感。ウールよりも軽くてリラクシーだし、全く見劣りがしません。
既にキープしている「ウールライクセンタープレスパンツ」とはセットアップになる関係。
ウールライクセンタープレスパンツ 16,280円(税込)NAVY
素材が異なる「ストレッチファインロングタイトスカート」とは、やっぱり色が少しズレますね。スカートのほうが黒に近いかな。でもコーデしてみないと分からないので、後で試します。
ストレッチファインロングタイトスカート 12,100円(税込)NAVY
最初のコーデは最もシンプルに、ノームコアっぽい組み合わせとして、中にホワイトの「5分袖ニットソー」を合わせました。
5分袖ニットソー 9,900円(税込) WHITE
ダブルジャケットはボタンを留めずに着たほうが、今っぽいシルエットになりますね。ニットソーの裾をボトムスアウトしてみました。
後ろから見てどうでしょう? 肩幅はぴったりじゃないでしょうか。私は撫で肩なので、これより幅が広くなると、ジャケットに着られている昭和感が出てしまうのです。中に厚手ニットを着ることはないので、Sサイズで良かったと思っています。
一般より腕は長いほうですが、ちょうどいい袖丈で収まっています。
トップスにボルドー色のリブニットを着て、ボトムスは「ウールライクセンタープレスパンツ」の色違いでグレーを履きました。英国調のオーソドックスなスタイルになりましたね。
ワイドリブタートルネックニット 9,790円(税込)BORDEAUX
ウールライクセンタープレスパンツ 16,280円(税込)GRAY
さてさて、素材が違うネイビーのスカートを履いたらどうなるか・・です。中にはフェミニンな柄物ブラウスを入れて、お出かけ着になるかを試します。
レオパード柄ボウタイブラウス 16,500円(税込)BLACK
ストレッチファインロングタイトスカート 12,100円(税込)
後ろから見ると、ジャケットとスカートの色がちょっと違っているのは分かりますが、許せる範囲かな。
これが昭和だったら、ジャケットとボトムスは厳密に色を合わせなきゃ変だと言われたでしょうね。でも素材が異なっているのが功を奏して、まとまりすぎないところに令和の「こなれ感」が生まれます。
10月に撮った下のコーデでは、SOÉJU(ソージュ) で最初にゲットした「ストレッチファインノーカラージャケット」(ネイビー)を着ています。これは先ほどのスカートとセットアップになる素材。
着こなし幅の広いノーカラージャケットは必須でも、もう一着、オーセンティックなダブルジャケットをプラスしたのは大成功でした。一生着られるネイビージャケットは何歳になろうと宝物ですね。
ストレッチファインノーカラージャケット 25,300円(税込) NAVY