7月に入り、急に蒸し暑くなりました。家ではフローリングの床をペタペタ裸足で歩いている身にとって、外出時に靴を履くのは窮屈でしかありません。仕事で都内に行くときは諦めるとして、夏にいちばん活躍するのはトングサンダルです。
トングサンダルとは、草履みたいな「鼻緒」が付いたサンダル。履き慣れないと、親指と人差し指のあいだが擦れて痛いですが、そのぶん小指の解放感は最高です。パンプスで縮こまっていた指がパーッと全開になった感じ? 子どもの頃から夏はビーサンが当たり前だった湘南育ちには、足のユニフォームみたいなものです。
前々回のブログに載せた「島田順子スタイル」(マガジンハウス)を見ていたら、おおっ!と思う写真を発見しました。ページの右側、黒いグッチのトングサンダルを履いた島田順子さんの着こなしです。
中心にグッチらしい金具が付いたエナメルのトングサンダル。私も似たのを持っていて、ヌーディ―な足元を演出するのには最適なのです。服まで同じのは持っていませんが、手持ちのアイテムでニュアンスを真似してみることにしました。
トップには胸元が大きくあいたフェミニンなリボンタイ付きのブラウスを着て、パンツは黒の7分丈。革のパンツは昔に捨てちゃいましたので、Theoryの定番を合わせます。脛から足首までを露出すると、トングサンダルが引き立って、他のアクセサリーは要らなくなりますね。
写真には入ってませんが、かかとは5センチほどのピンヒールです。バランスを上手にとりながら歩くとエレガント。毎年きちんとメンテをして、おばあちゃんになっても履き続けたい一足です。