顔が老化してくると、法令線やマリオネットラインといった深いシワができてきます。私は幸いにも、口元のシワはそれほど目立たないのですが、あごのラインがゴツゴツしてきたのが気になっています。
これがマリオネットラインというもの? 寄る年波は隠せない?
腹話術の人形みたいな顎になるのはどうしてでしょう。調べてみたら、首の肉を支えている広頚筋(こうけいきん)が衰えてくると、顔の重みを支えきれずに、たるみが生じてフェイスラインがボコボコになるのだそうです。
広頚筋は、下あごから上胸までに伸びる幅の広い筋肉。これを鍛えるには、下記の広頚筋エクササイズを行います。
1.背筋を伸ばして正面を向いたら、顔を5秒間かけて上げて、真上を向く。
2.下あごと下唇をゆっくり5秒間かけて突き出していく。
3.下あごと下唇を突き出した状態で5秒間キープ。
4.5秒間かけて元の状態に戻す。
5.1~4までを1日3回繰り返す。
マリオネットラインができる場所には、口角下制筋(こうかくかせいきん)といって口角から下に向かって伸びる筋肉がありますが、こっちは鍛えると逆効果で、口角がへの字のブルドッグ顔になってしまいます。
その反対に、口角挙筋(こうかくきょきん)という口角を上げる筋肉を鍛えるのがベター。口角挙筋は、小鼻の横から口元にかけて顔を縦断している筋肉ですが、口角下制筋に比べると小さくて力が弱いのです。
口角挙筋が衰えないようにするには、口をキュッと結んで口角を上げるエクササイズをします。モナリザのようにいつも微笑んでいる癖をつけるのも良いですね。
パソコンやスマホを見て下ばかり向いていると、どんどん崩れていくフェイスライン。メイクでは誤魔化せないブルドッグ顔にならないよう、意識してエクササイズを心がけたいと思っています。