小売・流通業界のニュースを配信している商業界ONLINEで気になる記事(「ファストファッションは終わった」)を見つけました。ファストファッションは世界的に勢いを失ってきているという内容です。
都心人気スポットでの閉店が続いているフォーエバー21やH&Mは、日本だけでなく全世界での売り上げが落ちているのだそうです。
グローバルな欧米モードが退潮の現象がある一方で、人気が回復しているのは各国のローカルカジュアル。ZOZOTOWNにまで出典の場を広げたシマムラは、その代表的な例かもしれません。
今年のゴールデンウィーク、私はフォーエバー21のアイテムを10着近くも頂いて、とても困ってしまいました。あまりにもセクシーすぎて大半が着られないのです。
「フロントカットアウトTシャツタイトワンピース」
手に取った分には下の写真のように爽やかなイメージなのですが、着てみるとストレッチが効きすぎて、太い二の腕やら垂れたお尻やらが強調されてしまいます。
「ノースリーブタイトミニワンピース」
このワンピも、ごく普通のカジュアルなコットンワンピなんですけどね。かぶって着る途中から、これはボンテージ?の危機感に襲われます。
「ぜひ着て歩いてください」とプレゼントして下さった方には大変申し訳ないのですが、10代のギャルであっても、日本人には難しいアイテムだと思いました。ここまで胸とお尻を強調できるのは、昭和の時代に流行ったディスコのお立ち台ぐらいでしょう。
結局のところ、私がフォーエバー21で着られたのはロングドレスのみ。
「キャミソールミディワンピース」
背中の開き具合が激しいので、上にニットパーカーを着てカムフラージュしました。
「マルチストライプマキシワンピース」
ヌメヌメしたストライプがトカゲっぽく見えるので、黒のリネンシャツを重ね着して、ちらつき度を軽減しました。
こうしてコーデを試行錯誤する努力はしましたが、外に着て出ることは不可能だったフォーエバー21。もし仮に私がナイスバディだったとしても、日本の恥じらい文化を吸収して育ったせいか、「品がない」と思ってしまうのです。
商業界ONLINEの記事は「ファストファッションは終わった」というショッキングなタイトルでしたが、日本人の心情をよく理解して作っているGUとユニクロは、まだまだ廃れないと信じております。