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歳を隠すのをやめました

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親もペットもお花も・・命を見つめて大切にすることを教えてくれます


カレンダーが残り3カ月です。ずっと書けずにいたのですが、15年近く介護施設にいた父を4月に亡くしました。コロナ自粛でお葬式はできず、息子と2人で火葬場からお骨を連れて帰り、逗子の家に父が入ったのは初めてです。

 

8月には新盆の迎え火と送り火をしました。ベランダで牛馬と一緒に並んで、ご先祖様の送り迎えをしてくれたのは、愛猫の与六です。

 

送り火

送り火

送り火

 

与六は好奇心が旺盛な猫で、特に植物の匂いを嗅ぐのが大好き。Bloomee LIFE(ブルーミーライフ)からポストに届くお花の定期便は、鼻先を引っ付けて心ゆくまでフガフガします。

 

ガーベラ、リンドウ、ワックスフラワー

ガーベラ、リンドウ、ワックスフラワー

届くブーケはいちばん安い550円(税込)の体験プランですが、チェストの上に作った祭壇に飾るのが習慣になりました。綺麗なものを好んだ父のお位牌に供えるには、おきまりの仏花ではなく、毎週末に届くサプライズの花束のほうが喜んでもらえると思うからです。

 

新盆の8月14日に届いたブーケは、父のお母さん(私の祖母)が大好きだったケイトウの花です。紫のセンニチコウと併せて、ご先祖様には喜んでいただけたはず。

 

ケイトウ、センニチコウ、ドラセナ

ケイトウ、センニチコウ、ドラセナ

一人っ子で、親が離婚している私は、自分自身も離婚しているため親せきが縁遠くなりました。息子は幸せな家庭を築いているので、今や家で寄り添ってくれる家族は与六だけです。

 

でもこの後、お花と一緒に与六が並んでいる写真はありません。なぜだか急に寄ってこなくなり、部屋の隅に潜んでいることが多くなったからです。

 

アスター、リンドウ、スモークグラス

アスター、リンドウ、スモークグラス

スプレーカーネーション、スターチス、ルスカス

スプレーカーネーション、スターチス、ルスカス

ヒマワリ、テマリソウ、ワレモコウ

ヒマワリ、テマリソウ、ワレモコウ

デンファレ、スターチス、ドラセナ

デンファレ、スターチス、ドラセナ


9月半ばになると与六の体調が急激に悪くなり、動物病院に連れて行ったらすぐ入院となりました。検査結果を聞きに行った翌日、酸素室で静脈点滴を受けている与六は、腎不全のステージ4。あと数カ月の余命宣告を受けました。

 

酸素室に入った与六

 

毎日お見舞いに行くと、与六は声を出さずにニャーと鳴きます。「サイレントニャー」と言って、子猫がお母さんにするように、信頼する人に対する最大の愛情表現なんだとか。ここまで腎臓が悪くなっていることに気づけなかった自分が許せなくて、家に戻ってから涙が止まりませんでした。

 

診察室の与六

 

下がることを期待した腎臓の数値が動かないので、この先は自宅で皮下点滴をすることになり、1週間ほど病院に通って練習。暗くなって帰宅したら、ポストに550円のブーケが入っていました。

敬老の日のパッケージに入って、開けたらなんとケイトウの花。手に取って見ていると、祖母と父を思い出します。

 

敬老の日のブーケ

ナデシコ、ミスカンサス、ケイトウ

ナデシコ、ミスカンサス、ケイトウ

さっそく水切りをして花瓶に生けたのですが、2日後の朝にガッカリ。ケイトウが首をうなだれて、萎れかけていたのです。品質保証制度のあるブルーミーライフでは、届いたお花に不備があったら無料で取り換えてくれるのですが、時間がないのでキッチンの桶に花を浸けて外出しました。

 

 

 

動物病院から帰って、キッチンの電気をつけてビックリ。なんとケイトウの花が復活しているじゃありませんか。前より短く水切りをして、父のお位牌の横に飾りました。

 

復活したケイトウ

 

そして与六は、2週間ぶりの週末に退院。我が家をくまなく探検して、洗面所の一角を居場所にしました。腎不全の猫は体力を温存するため、ひんやりした場所に居たがるのです。

 

洗面所の与六

 

5回分を貰った皮下点滴セットは、1日おきに100CCずつ輸液します。嫌がるのを押さえつけ、一人で点滴するのはかなり難しいのですが、命を繋ぐために心を鬼にして針を刺しています。腎臓の薬と心臓の薬も1日2回、忘れずに。ネットで調べ尽くしたサプリメントもあれこれ取り寄せました。

 

皮下点滴セットと薬

 

与六が退院した日、ポストに届いたのは真っ赤なガーベラ。花言葉は「神秘、ポジティブ、限りなき挑戦」です。父からの応援メッセージなのかな。

 

ガーベラ、リコリス、野ばら

ガーベラ、リコリス、野ばら

凄いと思ったのは、一度は枯れかけたケイトウの花がいまだに咲いていること。二つの赤い花を並べると、「頑張れ、与六!」と言っているようです。

 

ブルーミーライフの花たち

 

ひんやりした場所を移動する与六は、壺の中に潜んでいたり、ベランダに出せばエアコンの室外機に乗っていたり、私の隣に座ってくれることはありません。皮下点滴の針を刺すイヤな奴なのですから、仕方ないでしょうね。

 

壺の中

室外機の上

 

一日でも長生きしてもらうため、週に2回は与六を病院に連れていきます。貧血が進んでいるので造血剤を注射し、腎臓の機能を調べる血液検査が必要なのです。何度も針を刺されて痛い。しかも20万円の入院費に加えて、1回の通院には1万円かかります。私も痛いよ(/_;)

 

与六は車が嫌いで大暴れするため、肥大している心臓に負担をかけないよう、タクシーにも乗れません。リュック型のキャリーを背負って、片道1時間の道のりを歩いて往復します。

 

それでも嬉しいのはクレアチニンとBUN(老廃物)の数値が下がり始めたこと。一度壊れた腎臓は良くなることはありませんが、5%しか機能していない現状を維持することが飼い主の使命です。今朝はベランダで、久しぶりに鉢植えの匂いをフガフガしてくれました。痩せていますが、顔つきがしっかりしてきたような。

 

鉢植えの匂いを嗅ぐ与六

ベランダの与六

 

事情を打ち明けた友人から届いたメールに、ハッと気付かされた言葉があります。「必ず訪れるペットの死と向かい合うのは、命を見つめる機会を与えられていることです」と書かれていました。悲しいけれど、神様から与えられた試練のプレゼントなのでしょう。

 

明日の午後は週に1度のブーケが届きます。その前に与六を背負って病院への往復をしなくちゃなりませんが、ポストに届いたパッケージにどんなお花が入っているか、開けたときのサプライズが楽しみ!

 

サイトのマイページを見に行ったら、下のメッセージが掲載されていました。「お花屋さんが心を込めて仕入れ中です!しばらくお待ちください」だそうです。

 

ブルーミーライフの画像

 

Bloomee LIFE(ブルーミーライフ)の500円の花束だって、小さくても大切な命。長持ちさせるために、水切りと水揚げをしっかりやります。

これから秋が深まって、もしかしたら2週間に1度の配送で持つかもしれませんが、愛は途切れちゃいけない。与六がフガフガと嗅ぐ花瓶が増えていくのを楽しみにします。