ファッションアイテムの中で、断捨離が難しいのはジーンズです。履いて育てるユーズド感が魅力なので、傷んでも簡単には捨てられません。ただしローライズデニムは例外。下の画像、一世風靡したYANUK(ヤヌーク)の七分丈デニムは、引き出しに入れたまま再流行を待ち続けて、15年が過ぎました。
こなれ感にプラスして、このジーンズが気に入っていたのは、外側から縫い付けた大きなベイカーポケット。程よいワーク感があって、パンプスを履くとクロスオーバーなコーデがカッコいいのです。でもローライズの流行は戻ってきそうにありません。
すると【LEVI'S 公式通販】から届いた朗報。EUROデザインチームが、鉄道作業員のワークパンツからインスパイアした新アイテム、「RAILROARD TROUSER」を限定発売するというのです。おおっ、ベイカーポケット!
LEVI'S RED LR RAILROAD TROUSER NEW YEAR BLUE 24,200円
リーバイスの新定番「HIGH LOOSE(ハイルーズ)」のシルエットで、膝から下を絞ったルーズテーパード。裾には3Dの「ねじれ」を加えています。立体裁断ジーンズなんですね。
きめ細かくステッチを効かせた長方形のベイカーポケットと、ウエストには共布ベルト。
後ろのウエスト部分には、インディゴのブルーに映える黄色のパッチが目立ちます。
ちなみにLevi's Redとは、1999年に登場したプレミアムラインのことで、2003年にはワークウェア風なスタイルが誕生。それを現代風にアップデートしたのが今回2021年 Levi's Red モデルです。ヒップポケットの丸みを帯びたステッチも可愛いですね。
ハイルーズシルエットのリーバイス「RAILROARD TROUSER」と、一昔前に買ったヤヌークのローライズデニムを比較してみます。なんだか大人用と子ども用の差みたい。今どきのジーンズはたっぷりと布を使っていることが一目瞭然です。
シンプルなVネックニットとスエードのパンプスに合わせて、ジーンズを履いた感じを比較してみますね。まずはLEVI'Sの「RAILROARD TROUSER」。ウエストがキュッと締まり、膝から下の丸みが女っぽいです。縦長ベイカーポケットも功を奏して、足長に見えます。
LEVI'S RED LR RAILROAD TROUSER NEW YEAR BLUE 24,200円
次はYANUKのローライズ。めちゃウエストの太い人に見えませんか。こんなヒップハンガーパンツの再流行を望んでも、私の年齢では無理です(笑)。これぞ箪笥の肥やしだと納得しました。
それでは再度「RAILROARD TROUSER」の全体像をお見せします。後ろから見た感じ、横から見た感じ、メリハリがきいてスタイリッシュです。
私は身長162cm(股下74㎝)でサイズW24インチを履いています。このパンツの股下は64cmで、裾上げせずに履くとアンクル丈でした。
裾はロールアップしても可愛い。素足の春夏シーズンが来たら、ジーンズは足首を見せるほど華奢見えするのです。
もうワンスタイル、ボーイッシュなカジュアルコーデを試しました。UNIQLO(ユニクロ)UのメンズTシャツを着て、ニューバランス(New Balance)の白スニーカーを履いています。
Tシャツの裾は外に出しても、ベイカーポケットが半分ぐらい見えるのと、裾のねじりシルエットが効いて、モードな雰囲気があります。
私はプチプラアイテムが大好きで、先日は薄いグレーが気に入ったGU(ジーユー)の「ハイウエストストレートジーンズ」を購入しました。でも色を主役にするために買ったので、デイリーな出番はないと思います。
一年のうち最も多く履くジーンズブランドは、やっぱりLEVI'S(リーバイス) 。生地、裁断、ステッチ等々、モンローデニムから続いた伝統は揺るぎません。
私は2019年の春に買ったLEVI'S®︎ MADE&CRAFTED®︎(メイド&クラフテッド)を大事に育てています(下の画像)。ただしこればかりだと飽きるので、デザインで遊ぶために買ったLevi's Redと代わりばんこに履くつもり。
新しい生活様式が重視される今、リーバイスはサステナブルな生地を使っている環境保護精神が素晴らしい。デザインとサイズが豊富なので年齢も選びません。
ワークウェア、ワンマイルウェア、ファッショナブルウェアを兼ねた一挙三得なアイテムだから長く履けそう。たとえ90歳になろうとジーンズが似合う人でいたいと思っています。