負傷した手の傷みに堪えつつ、キッチンで格闘家になりました。包丁を握って戦う相手は「タケノコ」。少しずつ切込みを入れつつ皮を剥がし、下ごしらえに至るまで時間を要しました。どうしても食べたかったのは、美味しくて去年からリピートした「こんぴらタケノコ」です。
新鮮食材が生産者から直接届く「産直アウル」は、日本に生まれて良かったと思う食材をゲットするのに欠かせないサイト。独り暮らしの私には量が多くても、美味しく調理できたら友人たちにお裾分けするので、余って困ることはありません。
掘りたてのタケノコ。箱にはアク抜き用の糠が入っていないのですが、新鮮なので必要ないんだそうです。皮を付けて茹でなくて良いそうなので、鍋に入りやすいサイズになりました。
それでも負傷した手には、メチャ痛い調理でした。「箸より重いものは持たないでください」と外科医に言われたのを無視した報いです。精密検査をすることになり、結果によってはタケノコのカットなんて出来なくなるんでしょうか。カボチャも大根も無理…なんて、今後の食生活が悲しすぎます。
茹で上がったら、ボツボツを剥いて落とすのが最後の仕上げ。この部分にはエグミがあるので、丁寧にカットします。
さあ！食べるぞ～！！ 朝掘りの新鮮なタケノコなのですから、下茹でしたのをカットして、オーブントースターで焼きました。
実家から受け継いだ備前焼のお皿には、タケノコの皮を飾りにして乗せると、料亭みたいなゴージャスさ。生醤油に付けて頂きましたが、この上ないほどの旬を味わいましたよ。春って本当に幸せが訪れるんだなと実感して、辛い日々を乗り越えていきます！
