クリーニングのタグが付いた服を、今シーズンは着るべきかどうか、クローゼットを前に悩むことが多々あります。春にアップした記事では、いかに節約してワードローブを管理するかを書きました。
そしてこの夏、あまり気乗りしない服がこのジャケット。上品なレース素材だし、好きな色なのですが、着てみるとなぜか老けて見えるのです。
その証拠か、「あら素敵なジャケットね」と言ってくれるのは、70歳を超えた年配の方ばかり。たぶん襟ぐりの開き方や、身体の線を隠すデザインが、若い人向けではないのでしょう。
シルクのブラウスと、i Bluesのドローストリングパンツに合わせたのが下のコーデ。スタイルが悪く見えるわけじゃないのですが、野暮ったい感じがします。
GUのエンブロイダリーワンピースの上に着たらどうでしょう。う~ん、フェイクのネックレスをして、若向けのワンピであっても、昭和の婦人みたいになります。
ここまできたら、最後の技。思いきりカジュアルダウンして、落ち着いたイメージを取っ払うことにします。
レースのジャケットよりも、ぐんと胸の開いた黒のラメ入りキャミソールを中に着て、幅広のサッシュベルト。ボーイフレンドデニムと、GUの華奢なサンダルをコーデしました。ここまで着崩して、やっと年配者向けから脱することができます。
でも今年の夏は、このコーデでしか着ないだろうなと思うと、クリーニングのタグは外さないことにしました。来年の夏にまた、着られるかどうかをチェックしますが、似合うようになったら歳を取ったってこと?
もしかすると10年ぐらいは吊るしたままで、時が過ぎるのを待つべきジャケットなのかもしれませね。